4シーズン 7デイズ@ai2017.04.30
昨日の雷がまやかしみたいに、少しだけくすんだ青の晴れた日曜日は相変わらずの凄い景色。
GWはアルプス第2リフトも営業中。
のっぴきならない任務で抹茶どんと展望台に上がりました。五竜に来てから、スキーブーツで階段を下ることが上手なったであろう私達。
ベースの外でザラメに濡れたグローブを天日干しすると、黒メットのも干してありました。一人で動く事が多い五竜パトロールですが、見えないところでも思いや動きは皆似たようなものなんだろうと改めて思い、なんだか笑ってしまう瞬間でした。
午後は風が出て来ましたが、「瞬間風速で18mだからまだまだ大丈夫」というアルプス第1リフトのYさんの言葉は心強いものがありました。
窓を開けて走る車の中でのアイスは食べるより先にポタポタと溶け落ちてしまうように、暖かい強風に吹かれると雪融けも加速します。それを考えると今度は心許なくなるaiでした。
少し遡って雷様のお話し。
新潟(日本海側)では雷は夏より冬に多く発生し、また雷と霰がセットだという事もそこで知りました。「リフトに乗っている時に雷が鳴って、ブーツのバックルに雷のこどもが落ちた!」という友人の話しも記憶に残っています。
北海道では、始業点検時に雪面に置いたストックを手に取るとビリビリと痺れた事があり、それは積乱雲の発生で山が帯電していたからだそうです。仲間が「今朝の雷、凄かったね」と教えてくれるまでは、眠りの中にいて雷の事を知らなかったaiは痺れの原因がわからないままでした。
イエティだった父は「雷が近いと背負子の金具が唸り出す」と言い、その娘も夏山で雷による電撃刺激体験をしたことがあり、どれもこれもまやかしではないのです。
野外ではところ構わず落ちて来る、それはもう避けられるものではないと考えているフシがある私です。そして、やはり山頂や尾根では人に落雷しやすいそうなので、スキー場で雷鳴を聞いたら出来るだけ早く安全な空間へ逃げ込みましょうね。
明日も大気が不安定との予報です。雷と、下山コースの石と法面の雪崩、明日への架け橋から落ちないようにと、わりと色々気を付けて楽しんでいただきたいです。
さて、これが4シーズン目のaiの最後のパトロールブログです。目を通していただいて、ありがとうございました。
この4年はあっという間でしたが、4年前を思い出すと随分と時間が流れたように感じます。それだけ色々なことがあって色々な人に出会えたからでしょうか。
索道はじめ他部署の皆様、同じ山の47さんパトロールと飯森さんパトロールの皆様、近くや遠くの山から応援して下さった皆様に、この場を借りて
今シーズンも大変お世話になり、大変ありがとうございました!
残りの7日間、皆様が怪我なく風邪など召されず元気にここで滑れますよう願っております。爆ゴケして後頸部と胸筋部を傷め、鼻詰まり子のaiが咳を堪えて言ってのけ、そしてGW後半はきっとバイク通勤すると言ってみせます。
4シーズン7デイズの47さんはR7の下部が閉まっているだけだそうで、五竜と同じくゲレンデもパトロールも元気です。 おしまai