ジンギス汗@抹茶抹茶どんどん2017.12.14
こんばんは。
12月も半ばに差し掛かってきました。
冬の寒さにようやく慣れてきた抹茶抹茶どんどんです。
今朝は-8度のアルプス平でしたが、それほど寒さは感じず。
アドレナリンが出ていたからでしょうか?耐寒性が上がってきたからでしょうか?
今日も雪質は非常に良く、昨晩からの20~30センチの新雪を楽しめる日となりました。
ちょっと視界が良くなかったのが残念。
そのせいか朝は深雪にハマる方、コース脇に滑落してしまう方が続出しました。
五竜の降雪量とコースの構造もさることながら、視界が悪い時に無理をしてはNGです。
より慎重にいきましょう。
(一部のパウダー愛好家には、今朝も最高だったに違いありませんが)
ただ、午前という時間帯が少し進んだ頃には風が吹き始め、一部でガスを飛ばしてくれました。
これで視界はクリアー。
雪が深そうな場所、コースが狭そうな場所、(まだまだ新雪が残ってる場所)そんなところが目視できるようになりました。
しかしこの風、深雪でもがきにもがいた方、滑落して登り返した方、そんなトラブルに遭遇してしまったゲストの方々とっては、
汗で濡れた身体から、体温を奪う恐ろしい風の襲来だったに違いありません。
典型的な晴れてて風があるときの五竜岳方面の風景。
雪煙なのか雲なのか、山が隠れてます。
我々は極力大汗をかかずに仕事をするように心がけています。
ひとたびゲレンデに出て行けば、巡回や作業、時には救助などで、いつ暖かい場所に戻れるかは分かりません。
汗と冷えは大敵です。
レイヤリング(重ね着の仕方)にも気を使ってます。
素晴らしい景観と雪質。
でも、こんなコンディションでもそうでなくても、たまには汗をかいてしまいます。
汗だのなんのと四の五の言ってられない場面や、ここ一番の力を出さなきゃいけない場面などなど。
そんな時は、いち早く乾かせたり着替えられる環境目指して業務を遂行し、低体温で死なないように頑張るのみです。
やや日が陰って来た午後、新人隊員が大汗をかきながらネット作業のタスクを先輩から教わっていました。
抹茶抹茶どんどんも思い起こせば新人の頃は、大汗をかきながらネットを張ったものです。
「たるんでるからNG」と言われ(ジーザス、やり直しかよ)
「まだたるんでるからNG」と言われ(ジーザス、これでもダメなのかよ!)
その時の殺意、いや自身を奮い立たせて頑張ろうと思った気持ちが、今の抹茶抹茶どんどんを支えているのかもしれません。
(汗かかないように汗かいて頑張ってね)と二律背反をつぶやき、寒くなってきたので、そそくさとその場を離れました。
最終間際には風が止んでガスが復活。
ゲレンデでゲストの皆さんの身体が冷えてしまったならば、動けなくなる前にレストランなどに移動し、休憩しましょう。
ここはスキー場なので、そう遠くない場所に何かがあるはずです。
しっかり乾かして、しっかり食べてコンディションを回復させてください。
ピントが合ってません。
気温が下がってきたので、今晩もゲレンデ下部の降雪機が頑張っています。
ナイター照明に照らされ、野火のよう、漁火のよう。
機械は汗をかくことなくひたすらに雪を作り続けています。
そんな強靭な身体を持ちたいものです。
明日も皆様を安全第一でお迎えします