速度をあげるだけが人生じゃない@DE2017.12.20
こんばんは、仕事始めから10日ほど経ち、ようやく体が慣れてきましたDEです。
さて、本日出勤しますと綺麗に圧雪された斜面とモルゲンロートに照らされた山が美しく輝いていました。
アルプス平の朝の気温は-7℃。放射冷却で少し冷えていましたね。でも風もなく日差しも注いでいたので、体感温度は暖かめでした。
登山者の方も朝から小遠見の方へ5名ほど上がっていかれました。
こんな日に山に登れるなんて羨ましい限りです。
とは言え、スキーヤーにとっても気持ちのよい日でした。
昨日の降雪で未圧雪部もほどほどにフカフカの雪が溜まってました。
グランプリコースも皆さん気持ち良さそうに滑走。心が踊りますね。
今日は幸いにも衝突の事故はありませんでしたが、こんな日は、スピードの出しすぎに注意していただきたいですね。
そして、コース脇の未圧雪からコースに戻る際も段差があるところがあります。
我々パトロールもそういうところに注意しながら、朝の準備や巡回を行ってますが、朝一番で間に合わなかったりすることもあります。朝一番は気分もウキウキしてしまいますが、体が温まってくるまでは準備運動がてら軽く滑ってください。怪我のリスクは圧倒的に軽減されます。
さて、お話しは少し変わりまして、本日は立入禁止エリアへ続くトラックが数本。
グランプリコースの上部、スキーヤーズライト(右側)の斜面はだいぶ雪が付いて滑れる様な雰囲気になってきましたが、まだ藪も多いので立ち入り禁止にさせていただいてます。
立入禁止の看板も見える範囲で数十メートル毎に立ててるんですが・・・。
そして、このトラックに関してはもう真横ですよね。。。我々の作業が追いついていないことは大変申し訳ないんですが、これは明らかに故意と思わざるえないです。
ダイナミックコースから右側の犬川方面へも何本か跡がありました。
そして、少しわかりにくいかもしれませんが、真ん中に1本ラインがあるのが見えるでしょうか?
ここはハイシーズン中も滑走禁止エリアです。
ツリーランや、バックカントリーをされたい方はちゃんとルールを守って、すぐ近くに山があるんですから、そちらで自己責任でお願いします。
今日、朝一番で話しかけてこられた外人の方は「ツリーランしたいけど、どこだったらいいんだい?」っとちゃんと聞いてきました。
外人=バックカントリー。みたいなイメージが僕の頭には焼き付いていましたが、久しぶりに理解のある外人と話したなと思い、やっぱり人は見た目で判断してはいけないなと考えさせられました。
僕も自分の言動で周りの方々に変なイメージが付かないように気をつけようと思います。
最終前、小雪が舞う中、山の大先輩の枯木先輩にモデルになっていただいました。
僕も枯木さんの年になっても元気で山やスキーを楽しんでいられたらなと思いました。
明日も晴れる予報です。皆様のご来場をお待ちしております。
There is more to life than increasing it’s speed.