秋の作業中にアンパンをカラスに奪われた黒メットです、こんばんは。

 

久々の陽射し。

日光の熱は心までも温めてくれるように感じます。

それでも朝の気温は氷点下２ケタ。

凍てつく寒さとはこのことかと、冷気が肌を刺します。

しかし、この冷気のおかげで育った表面霜やダイヤモンドダストが

陽射しを受けてキラキラと光り、さながら雪のイルミネーション。

早起きは三文の徳と、パトロールならではの役得でした。

 

雪面は粉雪を維持し、キュッキュと雪鳴りのするいい雪。

圧雪も未圧雪もほどよく軟らかく、非常に滑りやすい。

某隊員いわく、「北海道のような雪質」、とのこと。

飛行機に乗らなくても、同等のパウダースノーを楽しめるなんて、なんだかお得な気分。

まぁ、自分は北海道の雪は経験したことないんですけどね。

 

 

さてさて、好天に恵まれた日曜日。

お客さんの入りもそこそこで、久々にリフトに並ぶ列も見られました。

あぁ、北アルプスの雄姿も久々でしたね。

 

締まった雪のおかげでいい感じにスピードも乗るも、

ほどよく柔らかいのでエッジもよく噛む、ホントいい感じ。

 

みなさんホント楽しそうに滑っていましたね。

 

スキーが上手くなった気がするし、今日ならいつもより攻められる気がする。

 

…こんな時こそ、要注意！

 

ケガしちゃう時は、こんな気持ちになる時です(黒メット経験談)。

 

いけちゃう気がするけど、そこであえてちょっと抑える気持ちが、

身を守るには大事だったなと思っています。

ちょんこずく(調子に乗ってる)時ほど、怪我するもの。

 

頭の片隅に入れておいて、気付いたら深呼吸して落ち着きましょう。

 

あとケガの予防には地形を確認するのも大事です。

 

気持ちよく滑れそうに見える斜面のその先、ちゃんと安全確認しましたか。

未圧雪から圧雪の境には、時々、段差があったりしますよ。

地形変化の手前ではしっかり減速して、安全に合流しましょう。

僕らもこのように安全確保のために削ったりしますが、

皆さん自身の確認でより安全になると思います。

 

 

 

そんなこんなで、昼過ぎになると再び雪が…。

 

寒波は続くよ、どこまでも…いや、いつかは終わる…けど、まだ続く。

一部崩れた氷瀑はまた成長を続けるのかな。

 

でも、新雪はいくつになっても楽しいもの。

僕らも苦しめられるけど、やっぱり楽しんじゃうので、

こんなポーズも出るわけです。

雪の量はほどほど予報ですが、明日からも氷点下の世界の予報出てます。

防寒対策しっかりとしましょう。