このロケーション@抹茶抹茶どんどん2018.03.27
こんばんは。
冒頭からちょっと辛らつなコメントを言おうとしている抹茶抹茶どんどんです。
おいおい五竜のパトロール隊員さんたちよ~、二言目には「春が来た、春が来た」って、ここのところ毎日同じようなブログじゃん。
暑いとか雪が溶けるとかジャブジャブしてるとか。
当たり前でしょ!もう3月末、週末からは4月だよ。
春が来るのは当然でしょ!
ずっと冬だったら、それはそれで困るでしょうよ。
本日も五竜は快晴。
これほど晴天が続くのも珍しいような気がします。
下部では午後には20℃手前まで上昇し、とおみゲレンデの雪もジャブジャブになり、足を取られやすくなります。
暖かさも度を超えて暑いくらい。雪融けも進んできました。
「春が来たなぁ」と実感します。
さて、ひとしきりボケたところで、ゲレンデに目を移します。
春休みに入ったのか、小中学生の団体さんや家族連れでゲレンデが賑わっています。
晴天でのスキーはみんな楽しそう。
もっと遠くまで見渡せるように、地蔵の頭までトライしてみたり、ちょっとした雪遊びをしてみたり。
いやー、スキー場って楽しいよね。雪って良いよね!
これが雨だったり、ガスだったり、吹雪だったら、みんなもキツイよねぇ。
何も見えないし、寒いし、濡れるし、先生も乗り気じゃないし。
でも雨でも滑れば意外と楽しいか。
と、自分の幼少期を思い返しながら、彼らを見守っていました。
ここまでなら大変微笑ましい限りですが、やはり本日もいくつかのケースが見受けられました。
・先生のスキー技術がかなり怪しい
・引率1名に対して、子供さんの数が異常に多い
・子供さんのレベルに合っていないコース選択(時には先生自身も)
このようなケースは事故につながる恐れがあります。
引率レシオという言葉はありませんが、意識して欲しい感覚です。
「あなたは何人の子供さんの面倒を見れますか?滑りながらのゲレンデで。」
一般の方からしてみたらスキー技術がそれなりに高い我々でも、多くの子供さんを率いてスキーをすることには、不安を覚えます。
いざと言うときに自分では止めきれるか分からないし、転倒、衝突、滑落、ミスコース、用具の損傷など様々なリスクから全員を守りきれるか、ちょっと自信がありません。
トラブルが同時多発することだって考えられます。
それが急斜面やコンディションの悪い場所ならなおさらです。
午後になってコースがより荒れてきました。日影の部分から急速に硬くなっていきます。
「朝は行けたから」「みんな練習したから大丈夫だと思って」というよくわからない根拠で、子供さんをリスクに曝さないでください。
ほとんどの場合、子供さんにはコース選択の裁量はありません。
決めているのは大人です。
初心者は下だけで滑ってな!
なんて言うつもりは全くありません。
幸いにして五竜では上部にも初心者、初級者に適したコースがあります。
少しでも良い雪質で滑る事ができ、この素晴らしいロケーションを子供さんと一緒に楽しんでいただけます。
そして何より、ゴンドラで下山もできます。
無謀な上級者コースに進入し、板が外れて履く事もままならくなったり、滑れなくなってベソかきながら板を担いで歩いたり、
最悪はケガをしてしまったり。。
そんなことで子供さんたちにスノースポーツの魅力が伝わらず、ただ必死で疲れただけのスキー旅行になってしまったとしたら、スキー場従事者としては非常に残念です。
地形的制約と気象条件に左右されるスポーツです。
引率の方、大人の方のクレバーな判断で楽しんでいただく事を願って止みません。
そんな抹茶抹茶どんどんの想いを知ってか知らずか、新人のエリア51隊員がクラックをせっせと埋めてます。
51「ヤベーな!このクラック!マジかよー!」
抹茶「あんた元気だなぁ、本部にいるときは静かなのに」
51「抹茶Yo~、今このクラック埋めてる瞬間も楽しもうぜ!Yoメ~ン!」
抹茶(・・・。頑張り方は人それぞれか。ちょっと変な角度だけど、彼も彼でスキー場の安全管理に寄与しているんだな。)
夕方、最終で下に降りてきました。
あれ、なんかあるぞ?
おー、カヤックだ。
そうか、明日はカヤックロスか!
そうです。
明日はとおみゲレンデ「カヤックロス2018@エイブル白馬五竜」が開催されます。
是非ゲレンデ脇から、とおみ第一ペアリフトに乗りながら、その熱い「漕ぎ」をご覧下さい!
五竜に遊びに来てくれた子供さんたち!こんな新しい世界もあるよ!!
爆笑必死のブラザーたちの祭典だYo~メン!
クラック埋めに汗をかき、ふと見た下界は茶色の世界。
遠くの山にはまだまだ綺麗な雪。
51はせっせとクラックを埋めている。
次の休みは山スキーに行こうかな。
そんな春の一日でした。
明日も皆様を安全第一でお迎えします。