コーヒーへの趣味熱が再燃してる黒メットです、こんばんは。

 

今日はコブシの花を摘まむお猿さんを眺めながらのゴンドラ乗車。

営業終了し、雪も融けちゃったいいもりゲレンデは猿園となっていました。

ま、彼らはそのうちとおみゲレンデにも来場されますので、

下山コース滑走の際は、彼らの落とし物₍汚物₎にお気をつけください。

 

 

さて、昨日のストップ雪はどうなったかというと、

未圧雪部にはまだまだ健在していました。

圧雪部にはまだら状態で存在し、滑走性の良いところと悪いところが点在し、

油断なりませんでしたね。

気温が下がってくれると、ストップ雪も解消に向かうのですが、

今日は南風のおかげか、空気がぬるい。

この南風もなかなか強く、リフトが一時減速運転になるほどでした。

 

なんとか営業していたら、

黒い雲がどんよりと、

雨がパラパラと、

次第にザーザーと雪に当たる音がするほど強くなり、

ついには遠くで

「ドンガラゴロロロォォォオ」

…雷！？

しばし運休かな、と思いきや、後が続かなかったので、なんとか営業継続。

 

だがしかし、雨は強く降り続き、次々帰るお客さん。

それでもゼロにはならない。

どんな強雨でも、滑られる猛者がいらっしゃるので、

僕らもやっているかいがあるというものです。

負けてられませんが、そのスキーに対する想いの強さには眼福します。

 

さてさて、これだけ高温が続き、雪解け水が多いと、全層雪崩の心配が再び訪れます。

 

おや、クラックが拡大して、ひび割れが。

これは近々落ちるかな。

巡回のたびに経過観察。

ひび割れ拡大。そろそろかな。

…と思っていたら、警戒してなかった横のが先にぽろっと落ちた。

次の巡回では、ひび割れたブロックが落下開始。

いよいよかな、と数分待つも動き無く、巡回に戻り、

本部に戻るゴンドラに乗車したら…

…あっ、落ちてた。

幸いにして、コースや建造物に影響は無く、

沢もせき止められることがなかったので、よかった、よかった。

 

雪国ではこの時期に河川や沢の水が多くなっていきます。

変に水量が少なく、水が濁っている場合は、上流で全層雪崩が起きて、

デブリがダムを形成してしまっていることがあります。

こうなると鉄砲水の危険があるので、

管理区域内に沢が流れている僕らは、沢の水量も気にしているのです。

 

さてさてさて、

この雨で、ダイナミックコースより下部では、

春の大雪のボーナスを使い果たし、

「白い下り道、終末へのカウントダウン」

が再開しました。

もうしばらくは滑って降りられますが、

板が傷つくリスク、汚れることがあることはご了承ください。

ゴンドラ下り線という選択肢もありますので、ご検討ください。

 

さ、明日までには天候回復するのか。

おまけに快適ザラメ雪も復活するのか。

 

こうご期待。

 

僕からは以上です。