皆さん今晩は枯木です、寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか？

一番でキャビン乗車中に撮った一枚ですが、文句のつけようのない天気です。このコンディションが一日中続き、正にスノースポーツ日和でした。

さて本日は、長野県警の山岳救助隊の一行が視察に五竜スキー場に訪れました。バックカントリーがらみの遭難騒ぎが、昨今新聞紙上を賑わしていますが、当スキー場の現状を見に来たという訳です。FWTの後多くの滑り手が五竜スキー場に（勿論外のスキー場にもですが・・・！）押し寄せ我々の入ってほしくない場所で滑走し、その動画をSNSにアップし、その動画を見た別の滑りて手がさらに押し寄せる、という状態になっています。

エキスパート入り口から見た通称”大斜面”です。バックカントリーのガイドをやっていた頃の通称は”滑禁大魔王”。もう１５年位前の話ですが、その頃は滑り手のコミュニティーが狭かったので「あの場所はやめておこう」とか、「スキー場から見えるから入らない」といった暗黙の了解みたいなものがありました。当然滑禁大魔王もその自分たちの決めたルールみたいなもので入らかったのですが・・・・・！

堰堤横のバリアの向こう側にも滑走痕があります。

これだけ色んな国の方が滑りに来られるようになり、SNS上でこれだけ色んな情報が得られる様になった今、各山のパトロール、警察、村内のガイドの皆さん、滑りて手である程度のコンセンサスを形成し、色んなメディアに発信していかなければならないのでしょう。そして時間はあまりありません、大きな事故が起きてからでは遅いのです。僕も微力ながらそれに関わり、いい方向にもって行けるよう頑張りたいと思っています。

おほけなく　憂き世の民に　おほうかな　わが立つ杣に　墨染の袖