猫の目な雪質@黒メット2019.03.15
長距離移動の公共交通機関は電車派の黒メットです、こんばんは。
大量降雪後の晴れ。
真っ白にリメイクされたゲレンデに青い空が映えますね。
圧雪されたところの雪質はハイシーズンと同等クラスの出来で、
朝イチは気持ちよかったですね。
なお、非圧雪部はパウダー好きの皆さんに食い散らかされボコボコで、
吹き溜まりとクラストという手強い雪質も相まって、
気持ちよく滑るには道具と技術が必要でしたね。
しかし、まぁ、新雪特有の乾いた柔らかさは、いいですねー、やっぱ。
人を自然と笑顔にする魔力を秘めてますね。
里の景色も白に染まっていました。
冬に逆戻りかー、なんて頭をよぎるも、そこは3月。
陽射しの力や真冬の頃とは大違い。
あっという間に気温上昇。
雪質も全面湿雪に。
滑っていてもおもーい感触が板から伝わってきて、
板を操作にするにも力がいるようになっちゃいました。
新雪が急に暖められた時に見られる、雪カタツムリも各所に出現です。
太陽恐るべし。。。と慄いて汗かき仕事をしていると、
昼過ぎには西から黒い雪雲が冷たい風と共に表れ、
汗を冷やしてきました。
おまけに冷たい空気は湿った雪も凍らせていき、
営業終了の頃にはアイスバーン、クラスト、荒れたガチガチ雪面…。
未圧雪部を確認に行かざるをえなかった隊員は口々にこう言っていました。
「地獄や…」「修行っすわぁ…」
歴戦の勇者にすら弱音を吐かせる春の夕方の雪。恐るべし。
ちなみにクラストとは、
こんな感じに表面だけ最中の皮のように固まった雪のことです。
板の操作性は最悪になる雪質の一つです。
3月の新雪の賞味期限は短いのが通説です。
それは鯖の足よりも速いと思っていただいていいかと。
ええ、「さゔぁ」より速いのです。
と、そんな3月のなごり雪がただ今も降っています。
朝までに10cmほどの予報となっています。
さて、明日はどんな雪質が僕らを迎えてくれるのか。
この時期の雪質は僕らも予想が難しいのですわ。
まず、確実に言えることは、
面ツルに見えても底には手強い白い悪魔が隠れているかもしれないので、
十分にお気をつけください。