三寒四温の寒@黒メット2019.03.23
卒業式でボタンは全部無事だった黒メットです、こんばんは。
本日の白馬五竜は春の気温の上下を表す「三寒四温」という言葉で言うところ、
「寒」のターンでございました。
朝は昨日の濃霧の置き土産の「霧氷」がお出迎え。
木々の枝は白く染まり、満開の桜にも負けない見栄えをしておりました。
花びらの代わりに付いた霧氷はエビフライの尻尾やら鱗の様。
ゲレンデには小雪も薄っすらと降り積もり、
それを蹴散らし始業点検に向かうはパトロールの特権ですかね。
さて、いつもならこの後お昼にかけて気温が上がり、
雪も緩んで、ザブザブザラメ雪になるところですが、
本日は終日カチカチ山のままでした。
どんより雲が居座って、陽射しを遮り、春モードになった体には肌寒く感じました。
せっかく見えた北アルプスのお山もどんよりモード。時折、雪も舞っておりました。
くっきり見えていた武田菱もうっすらと白粉がまぶされたようです。
そんなお山を見渡せば、全層雪崩の跡とグラインドクラックだらけ。
お山の一部でもあるスキー場でも同様にグラインドクラックが各所で口を開けております。
こちらはゴンドラから見える滑走禁止区域のクラックさん。
クラックは全層雪崩の前兆とも言えるので、
これからはコヤツの動向を注視していくことになると思います。
さてさて、肝心のゲレンデはというと、
土曜日ということで賑わいを見せておりました。
こちらはとおみゲレンデの様子。
そして、こんな寒い日に多くの方が滑ると現れるモノ、アイスバーン。
各所に出現しておりました。
ただ五竜で見られるアイスバーンはスケートリンクのような青氷っぽいやつではなく、
「氷の面」と「削られた砂のようなザラメ雪」が交互に現れるヤツです。
この2種類の雪面は滑る感触がだいぶ違うので、
なかなか手ごわく足にダメージがくるヤツです。
こんな日は「あと一本」をぐっと我慢して余力を残して切り上げるのが吉ですよ。
明日も寒くなりそうですし、少し降雪がありそうです。
防寒対策、お忘れなく。