チェリー@抹茶抹茶どんどん2019.04.29
こんばんは。
春だからか少しだけ眠い抹茶抹茶どんどんは、冷たい水で顔を洗って出勤です。
産まれたての太陽が今日も良い感じにゲレンデを照らしています。
黄色い砂はまだ一部残っており、滑走性が良い場所とダメな場所とが入り混じってます。
なかなか完全なザラメになりません。
それでも圧雪車にとっては春の雪を仕上げるのはとてもとても大変で、多少の雪玉がコースの端にこぼれます。
それを朝イチで潰す@はっちゃく隊員。
ヘルプするために近づいていくと、
一段下から「ふぇ~、ふぇ~」と聞こえてきました。
黒メット隊員でした。
新しいスコップをガンガン振ってました。
「このスコップはイイ!残りは自分がやっとくんで先に戻ってください!」と頼もしい。
更にその下では「ドドド!怒怒怒!」と聞こえてきます。
リフトマンのチップンデールン君が雪入れしてます。
毎日の融雪で相変わらず乗り場、降り場の維持管理は大変です。
彼が通った後はペンペン草も生えません。
そしてそんなリフト降り場の周辺ですが、雪でペットボトルを冷やす方が多い時期になってきました。
その場所は毎朝毎晩、投雪機で雪を取ったり、圧雪車で削ったりしながらリフト乗り場降り場に雪入れします。
ペットボトル達はその日のうちに忘れずにお持ち帰りください!
(今朝もいくつかひっかけた、とリフトマンの安全地帯さんが言ってました。。)
まだまだ続くGW。
午前中は良い天気でした。
どんなに歩いても辿り着けそうもない山々が広がっています。
しかし、残念ながら山の事故が多いGW前半。
ここからでも雪崩の痕跡や雪の悪そうな場所が見て取れます。
まだまだ五竜スキー場を経由して入山される方も多いかと思いますが、どうか無事に帰ってきてください。
また下山の時間はテレキャビンの営業時間内を厳守してくださいね。
営業終了後はすぐに圧雪車がウィンチを張って作業します。
ゲレンデには誰もいない前提で作業しています。
万が一、下山が遅れそうな場合は、五竜までお電話ください。
パトロールはアルプス平の巡回と並行して下山コースの撤収作業に入っています。
曲がりくねった道をいきます。
ネットが無いだけで危ういコースに見えます。
早々に片付けに飽きて沢の流れに目をやる隊員。
ズルしても真面目にも生きていける気がしました。
片付けもそこそこに、下まで(半分草の上を)滑っていくと、なにやら見たことある光景が。
泥地帯にカラスがくちばしを突っ込んでます。
生きる為のミネラルでしょうか。
相変わらずたくましい。
「そんなに泥が好きなら止めないけど、そのへんはあまりキレイじゃないし、手が汚れるよ」と彼らに向けて忠告してあげましたが、特に反応はありませんでした。
「あほーくらい言えよー!まぁいいや。君を忘れない。またいつかこの場所で巡り会おう!」と語りかけて、下山コースの撤収に戻った抹茶抹茶どんどんなのでした。
午後から空がどんより。
感じるか感じないかの超微粒子の小雨も降ってきました。
それでも皆さん気にすること無くアルプス平のあちこちにできたコブを攻めてます。
せかされるように飛ばされるように通り過ぎていきます。
本日は無事にそのままクロージングを迎えることが出来ましたが、明日は、、、
かなりの確率で雨でしょう。
それも午前中は。
このように板を置いてレストランに退避する方が多くなりそうです。
でもね、雨の日は滑走性が上がりますよ!
雪面の汚れが流されて、雪面抵抗が小さくなり、雨による水の膜が更に抵抗を軽減し、
それは摩擦融解と全圧力の関係が☆▼◎♫
まぁとにかく滑りが良くなります。
通の方は雨の日は空いてるから、と狙って大回り特訓デーにする猛者も。
(空いていてもスピードは程々でお願いします。)
これだけ長い連休ですからね、1日や2日は天気の悪い日もあるでしょう。
雨の日でもささやかな喜びがあるかもしれませんね。
千枚田か河岸段丘か、はたまたパムッカレの絶景か。
リフト降り場への雪入れの為に、芸術的に切り取られていく雪面を見ながら今日も無事に最終。
(くどいようですが、ペットボトルを忘れずにサルベージしてお帰りくださいね。)
枯木さんが「君はネタに困るとすぐワシをダシにする!」とうるさいことを言うから、今日はブログ上での掛け合いは無し。
でも今日も僕たち五竜パトロールは、ここには書けないあんな事やこんな事な「チェリー的な話題」で盛り上がった一日でしたね、枯木さん!
明日は平成最後の日。
今朝のこの見事な桜と雪の光景は、令和になるまでお預けかな。
その頃には少し散り始めて、春の風に舞う花びらって感じになったら、またそれは良い雰囲気。
そして明日のこのブログは平成最後を締めくくるに相応しい、平成を代表するブロガーの当番日です。
令和になっても、きっと想像した以上に騒がしい未来が、僕たち五竜パトロールを待ってるだろうな。
明日も皆様を安全第一でお迎えします。