幻想的な景色に飽きる贅沢@抹茶抹茶どんどん2020.01.14
こんばんは。
抹茶抹茶どんどんです。
今日は後ろで「行け行け飛雄馬を全開で歌って邪魔する隊員」こと還暦さんが休みだから、筆が進む進む。
少雪なのに多くのゲストにご来場いただいた怒涛の三連休が終わり、少し落ち着いた本日の五竜の朝です。
昨夜は結構強く雪が降っていたので、「いいぞ!もっともっと降り続けて!」という願望も虚しく、
あっさり太陽が顔を出し、幻想的な雲海の朝になってしまいました。
雲海はキレイだけど朝から気温が高くなってる証拠。
五竜のニワカ気象予報士の隊員達も、毎日毎日代わり映えのない天気図や長期予報の様々なサイトとにらめっこしながら、
まだかまだかとヤキモキし続けています。
モヤモヤした空の下、モヤモヤした気持ちは一旦吹っ飛んで、気持ちの良い朝の準備。
木に乗った新雪がサラッと落ちる特殊効果付きの演出が、これまた気持ちよさを倍増させます。
面倒な 非常に重要なウッディコースのネット張りも、雪面もソフトでポールも刺さりやすく、
作業も簡単に進みます。
(フフフン、この程度の負荷じゃ、楽すぎて素敵な身体になれないな)なんて鼻歌交じりに作業を進めていきます。
コース幅も狭いし、法面も崖下もまだまだ、まだまだ木だらけ藪だらけ。
(まぁまぁキレイに張れたな。)と自画自賛的に振り返ってネットをパシャ。
その向こうには画になる男が写り込んでいました。
そしてその脇を新人隊員が次の作業へと脇目も振らず、必死の形相で滑ってきたので、
「ヘイヘイ、今年はまだまだネット張りも楽だぜ。そんな朝から汗かいてたら、余裕無いぜ。ゲレンデを広く見て滑ろうぜ、なぁ兄弟!」
と声を掛けてみましたが、ヘイヘイ、くらいで目の前をヒューンと通過して行ってしまい、
抹茶抹茶どんどんの長台詞(アドバイス)は、狭いウッディコースに虚しくコダマしただけなのでした。
そしてそんな新人隊員のトレーニングも続いています。
扱ったこともないような器具に四苦八苦しながら奮闘しています。
ゲレンデで救助用のボートにパトロールの制服を着た隊員が乗っていても、それはトレーニングです。
ケガをしているわけではありません。(たまに違うかも。。)
午前中は良いコンディションが続きました。
キレイな青空とキレイな雪面。
ちょっと山々が黒いけど、ある程度のコースを、ある程度のコンディションで日々オープンできていることに安堵しています。
でもやっぱり、海外からのゲストも含めて、「白馬の本気はこんなもんじゃないですよ!」と皆さんにお伝えしたくなります。
そしてより良い雪、よりキレイな景色を求めて山に上がる方たちも多くなってきました。
もちろん彼らの多くは白馬の本気を知っている方たちだと思いますが、
僅かなパウダーや新雪を求めてバックカントリーに出ていくゲストの皆さん、行動にはいつもより更に、更に余裕を持ってお願いしますね!
粉を求める気持ちが強すぎて、突っ込みすぎないように、そしてゲレンデへのお帰りは早め早めでお願い致します。
午後はどんよりしてしまい、ペタペタで引っかかるような雪質に。
明日も同じ様な天候になりそうな雰囲気です。
寒さも厳しくなく(それが困るのだが)、風も穏やかで、落ち着いた一日になりそうです。
ニワカ気象予報士じゃなくてもハッキリ言えることは、これから数日は爆発的に雪が増えることもなさそうです。
今はあるものを最大限に活かして、来たるべき大雪を待ちたいと思います。
(去年のように4月の大雪じゃなくて、もっと早い方が良いなぁ)
抹茶抹茶どんどんの今年の目標の「インスタグラムをやる」は既に達成したので、毎日手持ち無沙汰です。
(これからはフォロワーを増やそう。最近はフォロワーも買えるらしいし。)
なんてことを考えながら、画になる男をパシャ。
(んー、幻想的で素晴らしいな。でも雪をもっとよこせとか、雲海はもういいとか、人間とはかくも贅沢な生き物だ。)
とブツブツ言いながらカメラをしまう抹茶抹茶どんどんなのでした。
明日も皆様を安全第一でお迎えします。