暴風の翌日、冬の空気@黒メット2020.03.06
歴史は漫画から覚える黒メットです、こんばんは。
今シーズン最強クラスの暴風が吹き荒れた昨日から一夜が明けた白馬五竜。
今朝は穏やかなヒンヤリとした空気が漂う感じでした。
圧雪された所は乾いた雪でとても滑りやすく、
ハイシーズンの頃を思い出す足応えでしたね。
未圧雪部は打って変わった様子で、
昨日の午前中までに(風が吹くまでの間に)降った雪はほぼ飛ばされて、
禿げちゃってアイシーな面がむき出しになった所と、
吹き溜まってモコモコな雪面になった所が交互に現れる、
油断ならない雪面でした。
何が手強いって、見た目はどちらも良さそうな雪に見えるのに、
いざ滑ってみると…薄皮(ミリ単位)一枚下はアイスバーンで…ガリガリ×∞。
柔らかいと思えばウインドクラストで板がいうこときかずに、あらぬ方向へ…。
そろーりそろぉ~~~りと滑るので精一杯でしたわ。
今日は圧雪隊の皆さんに感謝しながら、
圧雪部を滑るが吉、でした。
さて、白馬村の重鎮達も記憶に無いくらいの少雪な今シーズン。
とはいえ、毎度ギリギリのところで降ってくれる雪のおかげで、
当スキー場は今日も営業出来ております。
石がコロコロだった所も、
今日は上手いことかくれんぼして出てきてくれませんでした。
まぁ、ある意味歴史的なシーズンな訳です。
歴史ということで、こんな本を遭対協の方から差し入れしてもらいました。
白馬山案内人組合の百年記念誌だそうです。
白馬のレジャーとしての登山の歴史も1世紀分を越えたそうです。
ちなみに、白馬五竜のスキー場としての歴史も半世紀分を越えました。
長い歴史に感じもしますが、地球や人類の歴史から見れば、まだまだ短いものでしょう。
嘆いてばかりいてもしょうがない。
「こんな少雪な年も歴史の中にはあるさ」
と、開き直っていつもより沢が深い山並を眺める僕ら。
(「このきれいな景色を仕事でおっさんと眺めるんじゃなく、キレイな女性と見たいよね」と、
某いも隊員がボヤいたのはここだけの話)
何はともあれ、明日も歴史の一部を笑顔で記録できたらいいな、と
某リフトの百体観音ならず(めざせ)百体雪だるまを眺めながら願っておきました。
明日の朝イチは固めのゲレンデになりそうです。
スピードはしっかりコントロールしてご滑走下さいね。