なごり雪った@黒メット2020.04.06
好きな鯨類は鯱な黒メットです、こんばんは。
本日はなごり雪とカモシカさんの「まだ人間ども居るのかよ」な視線からのスタート
予報通りの降雪で、5~10cmほど積もりました。
新雪の感触はやっぱ良いものだな~、と思うのですが、
この時期の雪は春を待ちわびていた地面たちを薄っすらと隠し、
滑走者泣かせの石の隠れんぼがありますので、お気をつけて。
とおみゲレンデの中央から南側は特に薄いのにまっ白け。
ガリガリトラップだらけになっちゃいました。
でも、自分の滑走痕がはっきり分かる感じは、なぜだか楽しいのです。
さて、こちらの写真をご覧ください。
シュカブラ、風紋ですな。
…という事は…はい、強風ですね。
営業開始直前から吹き荒れて、アルプス平の全リフトが運転見合わせになりました。
そこで、昨日で営業終了となったsky4リフトを急遽再稼働いたしました。
まだ片付けをし終わっていなかった為に可能だった裏技です。
ちなみにとおみ第1と第2ペアリフトは整備のためにリフト搬器を外したので、
こんな裏技は使えないんです。
今日、作業班のみんながせっせとはずちゃっていました。
来期に向けて一つずつ計画的に作業するために、雪が残っていようが仕方が無いのです。
さて、その頃のアルプス平は・・・。
青空が見えてツルッとした斜面があるのに上には上がれないのです。
生殺しな気分ですが、安全の為なのでご容赦を。
そして、春の面ツルな斜面は美味しそうに見えて、
実はマズイこともあります。
意外と積もって無くて底当たりしたり、
見た目の雪質と違って、もっさり重かったり、クラストしてたりで、
見た目と中身が大違いな事が多いです。
面食いの人は時折痛い目にあったりするのです、お気をつけて。
さてさて、そんな強風も2時ころには落ち着いて、
ようやく営業開始できました。
待ってましたと言わんばかりに飛び込んだ斜面は、
猫の目のように雪質の変わる雪でして、
春の雪の難しさの洗礼を受けたのは僕だけじゃないはず。。。ですよね?
でも、たまにイイところが有るから抜け出せない沼だったりもするわけです。
奥が深い世界ですな。
営業再開した頃から、北アルプスの稜線にはドロドロと蠢くような雲が乗っかっていました。
動きが早く、まだ風が強いことを物語っていましたが、
動きが面白くて、いつまでも見ていられそうでした。
もう10年以上もいろんな景色を見てきましたが、
まだまだ魅入らせてくれるにくい場所です。
明日も営業予定です。
いろいろありますが、この景色とともにおまちしています。