南岸低気圧でした。ここ最近と比較すれば気温は高め。
昨日のブログにあったように枝雪などの落雪が所々あった一日でした。
週末あたりまでは平年より高めの気温が予想されていますので引き続きご注意していただきたいと思います。
また寒暖の差で雪質の変化が激しくなる可能性もあるのでこちらもご注意して下さい。

さて…
巡回しているとダイナミック(下山)コースで悪戦苦闘しているゲストを見かける事が多々あります。
スキーの場合、ビンディングが外れるとなかなか上手く板を履くことが難しい斜面ですよね。
お声をかけると「初級者コースがあるかと思って来ちゃいました」なんてお話を耳にします。
残念ながら白馬五竜スキー場の下山コースは中級者以上。
近くにリフトもないし、モービルも助けに来れないトコロ(幅狭で急斜面なコース)
もうちょっと一緒に頑張りますか…などとお話をしながら麓を目指します。

様々なやりとりのあった中で、印象深かった出来事のひとつ　2019年の今頃。
滑れなくて困っていた男の子とダイナミックコース中間でばったり。
小学低学年くらいでしょうか。
恐怖で身体が固まり、滑れない感じだった男の子。途中まで（ウッディコース出口まで）抱えて滑ることにしました。

すると突然口が滑らかになり「ここはまだ急だなぁ。もうちょっと下まで頼むよ」と懇願されたので皆で大笑い。そして再び抱えて滑走。

「風が冷たいねぇ」

「おじさんが滑るスピードだとこんな風が吹くんだ」「ここからなら（SKY４降り場）行けるかい？」

「うん大丈夫。必殺技のハの字があるから！」

「じゃあ必殺技よろしく」またまた皆で大笑い。

ちょっと大人びた口調の男の子…あれから必殺技は増えたのでしょうか？

滑りに不安のある場合は無理せず、下山の際もぜひゴンドラをご利用して下さい。
（パノラマコースで楽しんで最後はゴンドラ下山がおススメです）
（人生初めてのスノースポーツという方はいきなりリフトに乗らずに、まずは平らなところで練習しましょう）
せっかく白馬へ来て、スノースポーツが嫌いになられたら、とても残念です。
少し滑れるようになると「白馬の雪はとても良質だ」という事が実感できます！
焦らず無理せず、そして楽しく滑っていただいて、
粉雪の上で浮遊感を味わえる時が皆様に訪れれば…と願っております。
（個人的には必殺技は２つ以上必要かなと思います）