薄雲と粉雪@黒メット2021.02.12
機械(AI)に話しかけるのは苦手な黒メットです、こんばんは。
今日は穏やかな朝。
薄く雲が広がり、柔らかい陽射しが雪面を照らしてました。
東~南東の景色は水墨画のような景色。
五竜岳も背景が若干灰色ながら雄々しい姿を見せてくれていました。
アルプス平では日射が弱かったせいか、
雪質はドライで柔らかく、良い感じを維持し、
昨日の新雪感の名残を楽しめました。
でも、なんか片栗粉みたいな粉っぽい雪でしたね。
風のせいかな?黄砂のせいかな?
エッジも気持ちよく噛むし、ついついスピードを出しがちですが、
周りをよく見て、しっかりコントロールして滑ってくださいね。
あと、他の滑走者がいる所で無暗な直下行は止めて欲しいですね。
「それ、止まれるの!?」
と、ドキドキして見守ってるんですわ。お願いします。
今日は大きな天候の変化もなく、
滑走性もおおむね良い状態が続きました。
しかし、気温はぐんぐん高めになり、
下山コースやとおみゲレンデではしっとりとした湿雪になりました。
でも、芯は残った締まった雪面で滑り難いことはありませんでした。
暖かくなると動く屋根雪。
個体なのか液体なのか、なんのなのか…その変態っぷりは猫の仲間かしら。
2月になり、下部と上部で雪質の違いが顕著な日が増えてきました。
雪質の見極めをしっかりとして、雪に合わせて滑りましょう。
それと、今日くらい陽射しだと大丈夫なのですが、
影が出来ないくらいの曇り空だと凹凸が非常に分かりにくくなります。
ほど良い日差しは雪面の見極めにとても助かります。
その点では、今日のお日様と雲はいい仕事してました。
さて、ここ数日で気付いた事を一つ。
スキー場はリフトで誰でもひょいっと高い所へ行けて滑れるのがいいところ。
でも、この「誰でも」というのが曲者です。
練習が不十分なお方も、ひょいっと高い所に行けてしまうのです。
板を履いての移動が苦手な方も、リフトスタッフの手助けをもらえると、
ひょいっと高い所に行けてしまうのです。
上がったら下りなければいけず、
それには所々でブレーキをかける滑りをしなければいけません。
平らな所や緩やかな登りがある所もあり、
板を履いて歩かなければいけない事もあります。
止まるには、転ぶことしかできず、
歩くには、板を脱がなければいけない。
そんな技術の人も中にはいらっしゃいます。
願わくば、
リフトに乗る前に歩く練習をしましょう。
自力で板を履いたままちょっと登る練習をしましょう。
その登った分を滑り降りて、ブレーキかける練習をしましょう。
それから、リフトに乗り行きましょう。
このブログを読んでくれている方々には釈迦に説法かもしれませんが、
もし初心者を教える機会がありましたら、
この事を思い出していただけたら幸いです。
実際、滑りが上手い人は歩くのやスケーティングも上手いし、
歩きやスケーティングが上手く出来ると、滑りも上手になります。
これはスキーもスノーボードも同じだと思っています。
さて、ちょっと説教っぽくなってしまい、
終いの言葉が浮かばないので、
なんか久々に見た気がする飛行機雲の写真にてお茶を濁し、
今日のところはお暇させていただきます。
ではでは。