変わる空模様と雪割りなんとか@黒メット2021.04.25
コケリウムを始めてみた黒メットです、こんばんは。
朝の出勤支度をしている時、小雨がパラパラと降り、
パトロール内ではカッパをウェアの中に着るか着ないか論争が起きつつ、
アルプス平に上がってみると、雲が「うろうろ」と動いておりました。
すっきりと見渡せるのも気持ちいいですが、
見え隠れするお山の姿も粋ですね。
ここのところ快晴が続いていたので、
久々の雲と霧のマイナスイオンも悪くない。
でも、小雨は霧吹き程度の濡れ具合で止みまして、
青空が出る時間が多かった午前中になりました。
昨日に引き続き、週末らしいお客さんの入り込みでした。
朝イチはキレイな圧雪バーンを「ぴゃーッ」と切り刻み、
荒れたらコブのラインに並んで、「ざっ、ざっっ」と乗り越えてく、
そんな春のルーティンで皆さん滑っておられましたね。
お昼前にやや重そうな雲が北アルプスから「のそのそ」と現れて、
お昼ご飯時には再び「パラパラ」と雨模様。
そして、3時のおやつの頃には再び青空見参。
これで終わりかと思いきや、営業終了前には三度目の霧、登場。
ころころとよく変わる空模様なりました。
気温はというと昨日までと比べると少し肌寒い感じですが、それでも終日プラス気温。
今日も雪融けは進み、コブの底では土が出てきちゃっている所もちらほら。
寝てた低木たちもムクムクと起き出しております。
足元お気を付けください。
低木や笹が雪から起きてくる音は春らしく可愛らしいのですが、
こちらの音は可愛くなかっただろうな…。
アルプス第2・4リフトの線下のネットを支える雪に埋まっていたワイヤーが
「ビヨーン」…
…いや、
「バキバキっドっドーーーンっ」、
っとド派手に雪から“こんにちは”したことでしょう。
万が一、この起き上がる時にワイヤーに乗ってたら、成層圏突破できたかな。
まぁ、それは冗談にしてもただじゃすまないでしょうし、
飛べなければ真っ二つですね。
そうそう、
営業終了後にゲレンデに侵入してしまう登山者やバックカントリーユーザーの方が稀にいらっしゃいますが、
圧雪車にはワイヤーで固定して作業する車両がありまして、
この圧雪車のワイヤーにテンションがかかる瞬間が前述のような力がかかるのですわ。
その他にもキャタピラやミルなど巻き込まれたらただじゃ済まない機械になります。
そんな物が走り回っているわけですので、営業時間外のゲレンデには立ち入りをご遠慮いただいております。
登山口にもこの様な看板がありますが、
どうしても通らなければいけない事態になりましたら、スキー場までご一報いただきますよう、お願いします。
さてさて、
冬から春への季節の変わり目を標高差で視覚的に楽しめる様になっている現在の白馬村でございます。
季節が巡るのが日本のよきところで、それで生活している僕ら。
冬だけでなく、春も楽しみつつ、明日も過ごしていきませう。
それでは、今日はこの辺で、ごきげんよう。