雪は続くよ、まだまだと@黒メット2022.02.20
駄菓子屋でよく買ってたのはモロッコヨーグルときなこ棒の黒メットです、こんばんは。
○本日の白馬五竜の空模様
天候:雪(靄(もや)有り)
降雪:夜間30㎝ 日中10㎝
気温:8時-3℃ 11時-2℃ 15時-4℃
風:午前中はほぼ無風、午後から西寄りの風で突風有り
リフト待ち:sky4リフト、ゴンドラで数分有り
昨晩は南岸低気圧なんだけど白馬でも大雪となりました。
というわけで、パトロールの業務は雪崩管理作業からのスタートです。
今日も雪崩誘発用の花火の音が響き渡ります。
サルノコシカケがサルの座椅子になるほど、雪面がどんどん上がっていっております。
このまま低木が埋まり続けるとカモシカ隊員の食糧難も心配される中、
取り急ぎ雪猿ことはっちゃく隊員に追い出されたカモシカさんをパシャリ。
毎度すまんね。
雪崩管理作業は事故無く無事に終了しましたが、
今日はなかなかの雪崩やすいコンディションでした。
そんな中でも、週末という事もあって入山する方がチラホラと。
「山のケガと弁当は手前持ち」
というのは暗黙の了解的に有りますが、
無事を祈りながら見送る事しかできないのです。
さて、スキー場内のお話になると、
今日も視界がイマイチで、おまけに新雪のおかげで凹凸がまぁわからない…。
僕らとしてはなかなか楽しみきれないコンディションでしたが、
多くの方にご来場いただきまして、そこかしこで歓声や笑い声が上がっておりました。
今日の新雪はちょいと重めでしたが、滑走性は良く、
なんだかんだで楽しめたのではないでしょうか。
さて、大雪になるとアルアルなのですが、
スキー板が解放して外れ、そのまま埋まって神隠しに…。
なんでこんな事が起きるのかというと、
一つに、探している時に埋まった板の上を歩いてしまい更に埋没させてしまうという事。
もう一つは、雪が柔らかすぎてブレーキが利かず、板だけ滑っていっちゃって、
転んだ場所よりずっと下の雪の中に埋まってしまう事があります。
板を深雪の中で見失ってしまった時は、
まず落ち着いて深呼吸し、周りをよく見る。
自分の滑走した跡をよく確認し、その跡を慎重に探す。
それでも無ければ、その斜面の真下を流れてないか探す。
それでも無ければ…泣くしかない。
といった具合ですかね。
金属探知機だ、boluetooth発信機だ、ピンクの紐だと対策を思案してみるも、
“その時”が来たらぶっちゃけ運頼みですわ。
そうならない様にする為に、
ひとつはビンディングの解放値が適切かどうか確認しましょう。
適切な値より小さいと外れやすいです。
(ただ必要以上に大きな値にするとケガのもとなのでお気をつけて)
それと、板を履く時は余計な雪をしっかりと取り除いて履きましょう。
さてさて、今晩も降雪予報が多めに出ております。
ツリーホールもクラックもどんどん深くなっております。
未圧雪部を滑走の際には穴に落ちないようにもお気を付けください。
午後からは、なかなかいい勢いで乾いた雪が降り続いております。
では、明日もお待ちしております。