皆さん今晩は枯木です、３月中旬の週末如何おすごしでしょうか？本日の五竜は晴れ、昨日までの気持ちの良い晴天ではなくどちらかというと、どんよりした晴れでしたね。これで丸７日間晴れの日が続きました、ずーっと良い状態を保っていた雪もさすがに春雪に変わって、夕方にはザブザブになり還暦を過ぎた枯木の太ももを容赦なく痛めつけてくれました。

朝の始業点検でゴンドラで上がり

大汗をかきながら始業点検を終えアルプス平に上がると・・・・・・！なにやらアルプス第４ペアリフト終点付近では昼間から圧雪車が稼働中、近日中にとても楽しそうな物が出来上がる予定です。乞うご期待！！

とおみゲレンデに降りてくると、末松明さんとエイブル白馬五竜アンバサダーの根本風花さんによるスペシャルキャンプが開催されていました。こういった特別レッスンが開催されるのも、言ってみれば春の風物詩ですね。僕も教えてもらいたかったのですが、募集要項にSAJ２級以上と書いてあったので、何にも無し級の枯木は受講資格がなく、泣く泣く断念した次第です。

晴れてはいたのですが県境の稜線を望むと不穏な雰囲気の様相、稜線は結構強い風が吹いているようでした。天気は下り坂で今晩はアルプス平でも雨がふるようです。今年に入って一度も雨が降っておらず枯木がパトロールを始めてから、こんな事は一度もなくもしかしたら有史始まって以来初めてのことかもしれません。

そんな状態ですのでこれからの雪の状態は中々予想ができず、この雨以降が少し心配です。

スキー場の境界には今この警告文がついています、バックカントリースキー、スノーボードに行かれる方は絶対にゲレンデトップにあるゲートから入って下さい。もちろん自己責任で・・・・・・！

この写真はエキスパート入り口からみた大斜面、（別名滑禁大魔王）当然ここはスキー場の管理区域外です。スキー場管理区域外で事故が起きた時はパトロール事案では無く、警察（遭対協）事案となります。もし何かがあり警察に通報しても、そこから事実確認、場所確認を行ない捜索班の編成、現地に派遣、となりどんなに早くても現場到着は通報から２時間以上かかります。

それならば一番近いパトロールがいけば良いではないか、という意見もありますがスキー場のパトロールは基本的にスキー場内の安全管理とケガ人の対応をするために編成されています。ですからスキー場管理区域内の滑走禁止エリアでのそういった事案にはもちろんパトロールが対応しますし、実際枯木もそういったエリアでの救助もしてきました。またもしパトロールが管理区域外での救助に出向き（もちろん１人ではいけないので数人）、その間に管理区域内での事故等に対応できない事態になってしまったら本末転倒です。以上の理由からパトロールが管理区域外の救助に出向くことはありません。ただ何名かのパトロールは遭対協のメンバーになっており（枯木もその１人ですが）、依頼があれば救助に向かいますが警察（遭対協）の指揮下に入るためいずれにしても本隊が到着しての行動になります。（その場合パト服は着替えて別のウェアで出る事になっていますし、保険への加入など手続きをしてからになります）

スキー場管理区域外へ出られる方は以上の事をご理解いただき、確実な装備と技術、、そして山岳遭難に対応した保険、以上をマストアイテムとし、余裕を持つたタイムスケジュールと天候判断をしてください。

昨日の夜はフェスティバルでした、３年ぶりで大変もりあがりました。

花火も綺麗でした

元々花火は疫病退散、悪霊退散のおまじないとして上げられていました、この花火でこれから良い方向に行くことを心から願います。

さて、どんな未来がこちらを覗いているのでしょう？

早くみなが”もうこんなにも幸せ”と言える日がくるように！！

久方の　光のどけき　春の日に　しづ心なく　花の散るらむ