春雨@黒メット2022.04.14
朝はコーヒーを落として、夜は緑茶を煎れるのがルーティーンの黒メットです、こんばんは。
連日の初夏の様な陽気から代わりまして、
今日はどんより曇り空の朝。
詩的に言えば、今にも泣きだしそうな重たい雲が漂っておりました。
まぁ、どんな空模様でも、今日もここからパトロール業務はスタート。
さて、滑走性は如何に!?とスケーティングを開始すると、
感想文の書き出しは、シールスキンの感触…。
昨日の滑走面についた汚れが落ち切ってなかったかぁ、
と手間を惜しんだことを後悔しながら横を見ると、
某リフトスタッフさんの板もこのあり様。
圧雪してくれている所を滑っていればここまでにはならないはずなんですけどね、
業務上しかたなく端っこの汚れが浮きまくった所にばっか行っているとこうなります。
これだけ茶色だか灰色だかの雪を滑っていれば、こうもなるか。
いつもならアイスバーンがどっかに残ってて、
そこを滑ると滑走面がクリーニングされたりするんですけど、
今年はどこもかしこもザブザブのユルユルのザラメ雪ばっかで、
汚れは溜まる一方です。
仕事するには支障がないんですけど、楽しくはないですね。
マメに掃除しろってことですね。
気温は朝から高めで雪面は緩んだまま。
ザブザブというよりなんかぬめっとした感触。
スピードが出れば滑りやすい時もあるのですが、
なんかぬめっと重みも感じるのでターンはちょっと疲れる感じ。
プラスの10℃前後だと雪が融け過ぎて水分が多いのでしょうか。
プラス5℃前後位が程よく緩んで滑りやすいのかもなぁ、
なんて思ったりするも、ここのところは高温でままならない雪質が続いております。
ままならないと言えば、10時頃から雨も降り始めました。
強弱をつけて夕方まで降り続いております。シトシトならいいのですが、時折、ザザ降り。
毎度のことながら、修行でございます。
リフト一本でウェアはビシャビシャ。
修行はさらに厳しくなり、霧もどんどん出てきて視界不良。
今日の師範代は厳しいお方でした。
強風が無かったのだけがお情けかと。
そんな厳しい修行でも今日のような暖かい雨などの急激な融雪は、
ゲレンデに予期せぬ大きな変化を生じさせる事があるので、
巡回は欠かせなく、僕らはせっせとゲレンデを見て回るのです。
でも、画的にはつまらないので、
閑話休題。
ドバドバ水を吐き出す、僕らが堰堤(えんてい)と呼んでるこの方、
昭和55年竣工だそうです。
今日まで気にしてなかったけど、僕より先輩だったのですね、お疲れ様です。
動物ネタを探しても見つけたのは足跡だけ。
熊じゃなければ、問題なし。
水滴の写真。なんだかお気に入り。
さて、しょうもないお話はおいておいて、
ゲレンデのお話。
アルプス平のメインコースはまだまだストレスなく滑れ雪量がありますが、
ダイナミックコース以下の下山コースでは、融雪の影響が顕在化しております。
小石も大きな石もコロコロ、枝や葉っぱもコロコロ、
先述のように大概の雪も汚れてしまっているので、
あまりお勧めできないコンディションです。
この調子だと日に日に白い面積が少なくなっていくことでしょう。
なんか白くない所を滑っている方がいますが、良い子は真似しないでくださいね。
さてさて、なんだか今年は寒さ暑さや雪の多少の振り幅が大きい気がしますが、
明日は程よい雪を楽しめるといいなーと願いながら、
僕からは以上です。