阿鼻旨@抹茶抹茶どんどん2022.04.21
こんばんは。
今朝の抹茶抹茶どんどんを起こしてくれるのは雨音、と覚悟していましたが、意外や意外、出勤時は降雨無し。
「お、これならば」と一念発起し、徒歩で通勤してみました。
五竜に上がって来る道すがらの犬川はとても澄んでおり、雪解けの水量も多く轟々と流れています。
よく分からない鳥のさえずりや、風が運んでくる土の匂いに春を感じながらの徒歩通勤。
最高ですね。
続く坂道に自身に鞭を入れながら、何度も何度も振り返り、同僚が拾ってくれるのを待ちます。
すぐに丁度良いタイミングで@はっちゃくんが通りがかり「いったいどうしたんですか?乗っていきますか?」と怪訝そう。
「おぉ、ディアボーイ、ありがとう」とすぐに車に乗り込みます。
僅か数十メートルでしたが、良い運動になりました。
そんな優しい@はっちゃくんと存在感無し男(そんざいかん・なしお)と一緒に朝のゴンドラで上がっていきます。
みんな(あそことあそこが薄いなぁ)とか(今日のお昼ご飯なんだろうな)とか(紹介料ってなんやろか)とか、きっと考えていることは一緒です。
昨日の非番を経て、ようやく朝の準備のネット出しの無間地獄から解き放たれました。
少し潮目が変わったようです。
抹茶ドーン!のダッシュも無し。
(あぁアルプス平の準備ってこんなに清々しいんだな。まるで時が止まっているようだ。)と何枚もパチリ。
高曇りのような薄曇りのような、強烈な紫外線と可視光線を1枚防いでくれるような良い感じの空でした。
実際防いでるかは分かりません。。
なぜならブログを書いてる今は、やや顔がパリパリします。
アルプス平は圧雪もバッチリ。
フィニッシャーの跡がキレイに出ています。
抹茶抹茶どんどんの愛機、どこのメーカーかも分からなくなった板との対比がまた秀一です。
先日とんべが「この板は石踏み用ですか?」と呑気に聞いてきたので、「これが主力だよ!一軍だよ!」と反論しましたが、言ってるそばから何か気恥ずかしくなってきました。
若い隊員にはこの廃れていく美学、廃墟的感性、漲る生命と斜陽のコントラスト、が分からないようです。
そんな 汚ねぇ 頑張っている名機は置いておいて、どうですかこの並々ならぬ波々。
煉瓦坂だか瓦礫坂だかの酒司も喜びそうなコンディションです。
春特有の融解凍結もなく、朝から適度に柔らかい。
名機のズレズレのズレビングスキーでも気持ち良いターンが描けます。
早起きした方の特権です。
気持ち良くなりすぎてツッコミ過ぎないようにご注意ください。
周囲の滑走者とラインを気にしながらお楽しみくださいね。
以上、そんな汗もかかないアルプス平の朝の準備からお届けしました。
本日の作業。
融雪が進んできたゲレンデのバックカントリーへのゲートも一旦解体で最低限のサインを残すことになります。
毎年、マッキナ建設が受注・施工するこのゲートは、風速40m/sの爆風にも今年の大雪にもビクともすることなく、真っすぐに立ったままです。
流石です。
そんな頑丈な躯体です。一人では解体したくないので若手の隊員の到着を待ちます。
「ヘイ!ブラザー!」と意気揚々と相変わらず呑気なとんべと、こちらも相変わらず一言も発しない存在感無し男が一緒にやって来ました。
頼もしいんだか、頼もしくないだか。
当然二人が作業を頑張り、抹茶抹茶どんどんは撮影班+口だけ班です。
みるみるうちに解体が進みます。
抹茶「わりーな、全く手も足も出さないで」
若手「大丈夫ですよ、マッキナさんも同じですから」
という事で解体終了。
登山及びバックカントリーへ出て行かれる皆様、看板類は最小限になりましたが、リスクや必要装備、ご留意いただきたい事項に変わりはありません。
引き続き、様々な注意を払って外へ出て行ってくださいね。
雪の豊富なアルプス平から一転、とおみゲレンデ及び下山コースは確実に終了が近づいて来ました。
日に日にやせ細っていく竜の道。
竜というよりもタツノオトシゴみたいになってきました。
こうなると、寿命はあと一日?二日?
今夜からの雨が止めを刺すことになりそうです。
今夜耐えたとしても、明日の日中でコースが切れてしまうこともあるかもしれません。
その際は日中でも下山コースはクローズ致します。
予めご了承ください。
林道の厚みはこんなにあるだけに残念です。
大雪、大雪とは言え、結局はここ数年のパターンと同じで、下部は薄く早く消失し、上部はそこそこ豊富で維持できている、という状況でした。
ただ、3,000m級の山々の雪は極端に少ないようですね。
一部の小屋開けも例年になく簡単だったとか。
分からないものです。
下山コースを滑りながら、ゴンドラで上がっていく隊員を激写するのもこれが最後かな。
そうなると一気にゴンドラに乗る回数が減り、リフトに乗る回数が増える我々パトロール。
でもまだまだアルプス平は豊富な積雪に支えられてますからね。
一部の下山コース愛好家には残念ですが、GW+GW明けまで上部のアルプス平でお楽しみください。
多少雪は汚れてきましたが、まだまだ大丈夫そうです。
極端な昇温と大雨が続かない限り。。
明日の五竜の天候は、今の雨は明け方に上がりそうで、日中は晴れ予報です。
しかし、ガスガスガス発の恐れがあります。。
まだ雨の方がマシか??
祈りましょう。
ちなみにストックホルムの明日の天気は晴れで最高気温は12℃だそうです。
このコブもある意味無間地獄です。
一度そのコブ地獄やコブ沼にハマればなかなか抜け出せません。
例え膝を壊そうと、足首をいわそうと。
今週末は何とかお天気が持ちそうなので、まだ猛者たちとの共演?競演?饗宴?狂宴?が楽しみです。
かぐらも良いけど五竜・47も良いですよ!
EDMを聴いてる感じのリズムでガンガン攻めましょう。
47の聖母マリア様が変わったお召し物を纏っていらっしゃいました。
すかさずパチリ。
今日は呆れられたのか、怒られることもありませんでした、ん-残念。
そして最終。
少しでも圧雪車が雪を均しやすいようにデラがげで降りていく隊員達。
麓の桜はそろそろ見頃を迎えています。
白と青のコントラストにピンクが交わる貴重な一週間がやって来ました。
とある隊員は今日は記念日だと言って足早に帰っていきました。
抹茶抹茶どんどんにとっても昨日4/20は思い出に残る日です。
大好きなアーティストの命日で、いつも彼から前向きになれるテンションをいただいていました。
そんな彼が他界してから早数年。
抹茶抹茶どんどんのアタマの中ではいつだってその曲たちがリフレインしています。
いつか抹茶抹茶どんどんもこの世から去る時がきます。
だから、思い返して良かったと思える人生にしなさい。
父さんがそう教えてくれたんだ。
R.I.P
さて、あっという間にThe Nightになっちゃったから早く帰ろう。
あ、歩きだった。
しかも雨。
明日も皆様を安全第一でお迎えします。