皆さん今晩は枯木です、如何お過ごしでしょうか。

本日の五竜は朝降雪が１０㎝程あり、ここ数日の降りと低温が相まって雪の状態が非常に良かったです。アルプス平の一番をしていてもとても気持ち良く、とても作業がはかどりました。

この写真ではかなり雲がありますが時間を追うごとに良い天気になり、日中の巡回はキャップにサングラスという出で立ちで行っていました。時折強い風が吹いていましたが、それが続くことなく最終まで良い状態で一日を終えることできました。

本日から飯森ゲレンデのミルキー４と第６ペアリフトの営業が開始いたしました、これでようやく白馬五竜スキー場がほぼ全面オープンとなりました。

ただやはり雪の量は十分ではなく、所々地面の出ているところがあります。重ね重ねですが滑走には十分に注意していただき、まだ新しい道具の使用はお控えください。

営業終了間近の雪面はかなり手強い状態になります、また今は一年で最も日の短い時期でもあります。何度も当ブログで書いているように、少し時間に余裕を持って３時頃には下山を完了しお泊りの方は温泉でマッタリ、といった大人の遊び方をお勧めします。

先日山スキーのガイド本を買いました。その序文の中で”スキーは自由の翼である”、という一文がありました。確かに山に登る時にツボ足やアイゼン登行、ワカンの使用などに比べると、スキーを使った時の機動性、快適性は比べるべくもなく遥かに高く、特に最近の道具の進化は目覚ましく軽く、使いやすいものが沢山出回っています。

上の写真はとおみベースの前の板置きに置いてある隊員のスキー板です。皆それなりに深雪に対応した板（スーパーファットではありませんが！）を使用しています。先の序文に倣えば我々もその翼を利用し、自由を謳歌していると言えなくもないですね。

ただ自由には必ず責任がついて回ります、イカロスがその翼を使い自由を手に入れ、そしてその翼が原因で死んでしまった、というギリシャ神話のような事が無いように十分気を付けなければなりません。

まだ新型コロナウイルスが収まる気配が有りません。この時代をなんとか上手く乗り切り、この病気との共存が出来る時が来るのを願ってやみません！！