儀式@抹茶抹茶どんどん2023.01.10
こんばんは。
新成人の皆さま、成人式では壇上に登って暴れましたか?
抹茶抹茶どんどんは20歳の頃、幸か不幸か成人式の式典には出なかったので、来年以降機会があれば出たいと思います。
そして壇上に登って、マイクを奪って、一升瓶を片手に、、
ふふふ、楽しみだなぁ。
さて今朝の五竜です。
そんな成人式など二周も三周も昔の事だと言わんばかりのベテラン隊員の二人と朝のテレキャビンはご一緒でした。
その立ち姿からも並々ならぬオーラが漂ってきます。
抹茶抹茶どんどんは その偉そうな態度に 他を寄せ付けない荘厳なオーラに気圧されて、ただただ無言を貫くのみでした。
そして背負ってるザックは黄色のエアバッグ。
そう本日は予報が外れて40cmオーバーの夜間降雪となってしまいましたので、急遽雪崩管理からのスタートとなりました。
一晩にして風運んだ雪が、駅舎から私たちが出て行くことを阻害しています。
大ベテランのTKO隊員もこの雪の山に胸まで埋まりながらも、グイグイとかき分け出て行きました。
大変なスタートでしたが嬉しそう。流石です。
抹茶抹茶どんどんもそのTKO隊員が付けてくれたトレースに乗って楽々外に出られたので、別の意味で嬉しかったです。
逆の出口ではいつもの儀式的なヤツが繰り広げられていました。
このシャッターがゆっくり上がり、明かりが射してくる名場面。
映画アルマゲドンの1シーンに重ね合わせます。
抹茶抹茶どんどんはこのシーンで「どうか皆が無事に作業を終えますように」と祈るのですが、いつも朽木さんは「マルハゲドン!マルハゲドン!」と騒ぐので、やや興ざめです。
でも今日はこのタイミングではいなかったので、それはそれで物足りなさも感じます。
雪崩は非常にセンシティブなコンディションでした。
やはり予報や経験則からだけでは予知できない難しさがあります。
全て自然をコントロールすることは出来ないと思いますが、極力上手いこと付き合って、事故の無いようにしていかなければなりません。
作業をお待ちいただいたゲストの皆さま、ご協力ありがとうございました。
本来であれば雪崩管理作業をババっと終わらせて、「じゃ上に上がるのは誰!」「ネット出すの誰それ!」と号令が飛ぶのですが、、
本日は暴風を伴っており、上部リフトとテレキャビンは一旦クローズ。
下部のとおみゲレンデでもこの有り様だったので、上部は推して知るべし、、というコンディションでした。
キレイに仕上がってたはずのバーンも杉の葉っぱが散乱してました。
ワールドカップでもここまで撒かないだろ、ってくらいの量。
雪面の視認性は良いですが、これでは滑走にも影響がありますね。。
昨日は雨交じりからの雪だったので、着雪も凄い状態。
電線にもロールしています。
この「ちくわぶ」も時間と共に、あるいは強風に曝されているふとしたタイミングで落ちてくることもあるので、こんな日は上方にもご注意ください。
この「ちくわぶ」は一日くらいではそこまで固くはならないのですが、頭上に落ちてきたら思わず雪まみれになってしまうかもしれません。
程なく午前中のうちにテレキャビンのみ営業開始となりましたが、そんな本日の五竜は「良くない五竜」でした。
最後まで風と視界不良。
「良い五竜」の時はハイシーズンでも白馬ブルーの空に周囲の山々がドーンと映えて、そして素晴らしい雪質。
思わず「このロケーション!」と叫びたくなる日。
本日は真逆でしたね。。
「良くない抹茶抹茶どんどん」の日は、作業を他の若手に押し付けて、寝っ転がって写真をバシバシ撮るだけ。
「良い抹茶抹茶どんどん」の日は、作業を他の若手に押し付けて、ボケっと立って写真をバシバシ撮るだけ。
上記の写真は「良い抹茶抹茶どんどん」が撮った、雪崩のデブリの除去作業です。
何とか回避しようとしましたが、朽木さんから「おめー行けよ!」と勅命があったので、渋々若手二人と出て行きましたが、作業は数パーセントも担務しませんでした。
「私は現場監督に徹するから、ご安全に!」と宣言して、誰も来るはずのないゲレンデ上方に目を配っていました。
あぁ、ただただ年数だけが経っている中堅という領域、最高です。
穴埋めも同様。
抹茶「どうよ、その穴は?埋まりそう?」
おしもさん「まぁなんとかなりそうです。」
抹茶「一人でできるよね?できるよね!」
おしもさん「まぁなんとかなりそうです。」
さっさと スキー 巡回を続けました。
グランプリの途中からガスの合間を縫って見上げたトップ部。
一瞬にしてまた風が視界を0にしてしまいました。
ノエル・オデールのようにその一瞬でジョージ・マロリーの姿を目にすることはできませんでしたが、
間違いなく明日の五竜は上部にたくさんのパウダーを湛えて皆さまをお待ちしています。
天候も回復傾向。
風が残らないことを祈りましょう。
(風でパックされた、黄砂交じりの少し重い絡みつくような新雪かもしれませんが。。)
最終前の最後の儀式。
五竜のヘッドコーチ、通称ヘッコーのマッキナントカ隊員が全てのキャスティンボートを握っています。
彼の的確なその日の気分で隊員たちの最終の任務を決めていきます。
彼が非番の日はたいていグダグダになってしまいますが、今日もビシッと決めてくれました。
そんなこんなで本日も無事に一日が終わりました。
是非明日はザ・デイであることを期待し、そのポテンシャルを体感したことのない全てのゲストの皆さまに、「良い五竜」を提供することができたら、と思います。
抹茶抹茶どんどんは良くも悪くも変わりません。
そして写真の朽木さんは「最近元気がないとか」巷では噂されているようですが、ご心配なく。
今日もMAXに空元気でしたよ!
歌も絶叫してたし、誰よりも足で稼ぐし、忘れ物はするし。
そして誰よりも、実るほど頭を垂れています。
週後半の昇温の前に良い雪を楽しみましょう。
明日も皆様を安全第一でお迎えします。