みかんの産地は三ケ日推しの黒メットです、こんばんは。

 

〇本日の白馬五竜

天候：雪（霧での視界不良）

降雪：夜間５㎝　日中３㎝

気温：８時－２℃　１５時－４℃

風：ほぼ無風

 

季節外れの雨の土日から、

化粧直しの白い月曜日。

新雪は５㎝ほど。

薄化粧で一見キレイに見えますが、

新雪の薄皮一枚下には、

重く水を吸って湿った雪がザブザブのままご在籍していたり、

氷やクラストに成った層があったりで、

未圧雪部は足裏センサーの感度マックスでドキドキしながら、

慎重に慎重を重ねての滑走になりました。

 

圧雪車のありがたみをヒシヒシと感じならが、

感謝の念をこめて圧雪メインで滑る日かと。

 

ただ、圧雪車の落とし雪玉が圧雪部の際などに転がっておりましたので、

逐次潰していきましたが、全ては無理だったので、残り玉にお気を付けください。

 

また、ダイナミックコース、ウッディーコースおよびエキスパートコースの

アルプス平エリアからとおみ＆いいもりエリアへの下山コースは、

昨日までの降雨による影響でのコンディション不良の為、

上級者のみ滑走可能とさせていただいております。

初級～中級者の方はゴンドラ下り線をご利用での下山をお願いいたします。

ご理解、ご協力をお願いいたします。

融雪が進んで、地面が出ちゃっていたり、各所クラックが開いてしまっていたりします。

お気をつけてくださいませ。

 

さてさて、朝イチは視界がなんとか効いていたのですが、

9時過ぎ頃から五竜ダメ名物、白昼模索なゲレンデの爆誕でした。

一月には珍しい暖かい雨で、腐った雪(ガチガチ＆モサモサ）のゲレンデになっていましたが、

薄っすらでも新雪が載った事は何よりの救いでした。

 

…てか、やっぱ雨より雪がイイ。

きっと忘れかけていた雪のありがたみを思い出させる為の雨だったのでは、

と思うようにしてる今日この頃です。

 

そう、初心忘れるべからず。

 

このブログの初心は

「スキー場内でパトロール的に気をつけてほしい事をどうやって伝えようか…。」

という所から始まったと聞いています。

 

という訳で、本日お伝えしたい事は、

「コース内で事故や怪我で動けなくなった人が居た時にしてほしい事」

です。

 

もし事故現場に遭遇したら、

お連れの方や協力者の方はまず「二次事故の防止」に努めて欲しいのです。

その為に、上部からの滑走者への視認性を上げてください。

 

※写真のザックが傷病者と想定しております。

〇対策その1

スキー板をバツ印で雪面に差す。

これが昔から推奨されているスタイルです。

 

〇対策その2

スキー板を縦に雪面に差す。

雪面が固かったり、スキー形状でバツ印が難しい場合はコチラもアリです。

 

〇対策その3

板を斜面に対して横に寝かす。

アイスバーンで板が刺さらない時やスノーボードしかない時にはコチラの方法が良さげです。

スノーボードの場合は、流れていかないようにバインディングを雪面側にする点に注意です。

 

風が強かったり、ツルツルのアイスバーンの時は板が流れてしまうリスクが高いので、

まず道具が飛んだり流れていかないように処置して、

協力者の方が現場の上方で他の滑走者に避けてもらうように誘導してもらえるといいと思います。

 

慣れてくると、つい忘れがちになってしまう初心ですが、

たまに立ち返って今の自分を見直してみる必要があるな、

と今日から初心が始まった新人隊員を見て想いにふけるのです。

では、本日はここまで。