便利な道具には刃がある@黒メット2023.01.21
好きなドラクエの装備は「なべのふた」な黒メットです、こんばんは。
〇本日の白馬五竜
天候:小雪→曇り→霧(ガス)→曇り→濃霧(ガスガス)
降雪:夜間15㎝、日中0㎝
気温;8時‐8℃ 15時-7℃
風:無風
リフト待ち:一時、数分の待ち有り
待望の降雪があった朝。
久々のフカフカ粉雪感を感じての始業点検です。
足裏のこの感覚…良きですな。
ただ、今回の降雪は約15㎝ほどと控えめな量となり、
削り削られるとアイスバーンが顔を出してくる雪模様でした。
仕事は大変になるけど、もっともっと雪が欲しい所ですね。
24日以降の寒波襲来に期待しましょう。
営業開始直後は、視界も抜けて、新雪滑走を楽しめました。
白馬村の麓も白粉(おしろい)を塗られて、美しい白。
しかし、しばらくするとモクモクと妖気が漂いだして、視界不良に…。
かと思えば、霧の切れ間から美しい山肌がのぞくタイミングもあり、
いいタイミングで滑り出せた方はラッキーでしたかね。
見える見えないは満足感に大きな差を生みますね。
さて、今日は土曜日という事もあり、多くの方にご来場いただきました。
お分かりになるでしょうか?
ズラッと並んだチケット購入の為の行列を。
ここで、並ぶのが苦手な方にお伝えしましょう。
↓コチラのページをご覧ください。
オンラインリフト券販売 | エイブル白馬五竜 (hakubaescal.com)
リフト券のオンライン販売の紹介です。
詳しくはこのページを熟読していただくか、
事前にお電話でチケットセンターへお問い合わせください。
リピーターの方向けですが、上手く使えれば、長時間並ばなくてもすむかも、です。
さてさて、本日のパトロール的に伝えたい事、
それは滑走具の流れ止めです。
スキー板のビンディングには、たいていブレーキが付いています。
板が外れてしまった際にこれが雪面との抵抗となり、流れていってしまうの防ぐのです。
このブレーキ、滑る際にブーツがセッティングされると自動的に上がって、
滑走の邪魔にならない優れもの。
そして、板が外れるとまたブレーキが自動的に下りてくれるのです。
ブレーキのバネが弱くなっていたり、逆に固着してしまわない限りは流れ止めになるのです。
(※パウダーなど柔らかい雪だと抵抗が弱くて機能しないことがあります。)
ホントに良く考えられた道具です。
ただし、これはスキー特有の物で、スノーボードやその他の滑走具では見られない物です。
スキー以外の滑走具の場合、
リーシュコードと言われる紐でブーツと滑走具を結び、
外れてしまった際に身体から離れて斜面を流れていくのを防ぐ方法となります。
ただ、最近の流行りなのか、リーシュコードを付けてない滑走具をよく見かけます。
コチラのスノーボードにも付いていません。
この滑走面が雪面方向にある状態ですと、斜面をどこまでも高速で流れて行ってしまいます。
滑走具を雪面に置いて離れる際は、滑走面を上に向けて置くようにしてください。
そんなこと言っても、
「リーシュコードなんて初心者っぽくてダサい」
「自分は気を付けているから大丈夫」
なんて思っている、そこのあなた。
今一度、思い返してください。
滑走具のエッジは刃物と同じです。
板が流れるという事は、刃物が時速100㎞近くで滑っていくという事です。
そして、それが人に当たってしまえば…結果は想像に難くないでしょう。
今一度、自分の持っている道具の潜在的なリスクを思い返して、
事故を起こさない様にお願いします。
さてさて、堅い話になってしまいましたが、
五竜の雪は8割がた程よく締まった柔らかい雪質です。
(残り2割はアイスバーンです。)
明日の天気予報は曇り時々晴れな感じだそうな。
圧雪面が楽しいかもな~。
ガスガスの視界不良にならない事を祈って、本日はここまで。