寒さの向こう側@ナナフシ2023.01.26
こんばんは。
本日のブログ担当はナナフシです。
あれだけ大騒ぎだったニュースでも、寒さの峠は越えたようなことを言っていたので、とりあえず一安心でしょうか。
十年に一度の大寒波が襲来した昨日は、運が良いのかとおみベース当番でした。
極寒&爆風、推定体感気温-40℃近い過酷な環境で、他の隊員達が頑張っているなか、申し訳なさを感じつつ暖かい室内勤務。
とはいえ英語が苦手な私。海外からのお客様が多いので昨日も悪戦苦闘しておりました、、、中学英語からやり直し中です。
昨日のブログで桃色おじさんが書いていた通り、暖かい部屋でビールは最高ですね。
私も帰ってから、室温なのにキンキンに冷えてやがる、、、状態のビールを暖かい部屋で楽しみました。
そして今日。
昨日ほど寒くないし、雪も全然積もっておらず。
いつもだったら寒い寒いと言ってる気温ですが、昨日を経験した隊員達は強い。
ちなみに私はダウンを着て巡回してました。
長野市方面は晴れているのでしょう。
白馬村を覆う、ドンヨリ雲の向こうに僅かながら太陽が。
あまり降らなかった代わりに、とおみゲレンデの降雪機が頑張ってくれていました。
降雪は少なかったものの、昨日の日中に降り続いた雪と爆風を考慮して、今朝も雪崩管理作業を行いました。
作業は主にこのロープの外側、スキー場内の立ち入り禁止区域で行われます。
ロープの外側にある、いかにも楽しくなさそうな滑走痕はパトロールがつけた物です。
ロープの向こうは一見、魅力的な斜面かもしれません。
でも立入禁止になっているのにはそれなりの理由があります。(自分だけではなく他者にも被害が及ぶ可能性)
くれぐれも立ち入らない様にして下さい。
作業は滞りなく終了して、いつも通りにコースの準備。
ここのところ下地が硬くて、ポール類を刺すのに一苦労(発狂寸前)なゲレンデでしたが、今回の降雪のおかげで幾らか刺しやすくなったような。
滑るのにも少しは良い雪質になったのかな、と思います。
↓ 刺さらないポールに、しもやけさん怒りのハンマリング
叩いて詰まった雪を排出することで刺さりやすくなるのです。決してイライラしているわけではありません。
昨日吹いていた風の影響で、屋根や風下斜面の各所に‘‘雪庇‘‘が張り出していました。
雪庇は風で運ばれた雪が、風下側に成長してリーゼントを形成します。
雪はフワフワのイメージが強いかと思いますが、風で叩かれて雪の結晶が崩れると、雪がくっつき易くなります。
ビックリするくらい密度が高く、硬い雪の塊です。
これが自分の上に落ちてたと考えたら、、、怖いですよね。怪我では済まないかもしれません。
立ち止まったり休憩の時は一度上を見上げて、そこが安全なのか確認してから休憩してみてください。
午前中は弱い雪が舞っていました。
視界はまずまず。
テクニカルコース周辺も良いパウダーが楽しめたのではないでしょうか。
楽しいけど、地形の変わり目や立木などには十分気を付けて。
お昼を過ぎた頃にはとても良い降りになりました。
昨日と違ったのは風が弱かったところ。
昨日の日中は降雪の強度が高かったにもかかわらず、風が強すぎてむしろマイナスでした。
今日はいかにも積もりそうな感じでシンシンと降っていて、久しぶりな雰囲気で嬉しくなりました。
営業終了の頃にはゲレンデ脇はリセットされるくらいで、意外と日中降ったなぁと。
雪が降るとネットの撤収作業が少しハードになります。
(↓ 昔、底引き網漁船に乗っていた経験を存分に発揮するしもやけさん)
今日もあっという間に日が暮れて行きました。
明日の朝までの予報は雪・降雪は3cm。
もうすでに3cmは余裕で積もっているような、、、
明日の朝が楽しみですね。
それではまた明日です。
余談ですが
前回のブログで、ブーツの加工はしない!足を合わせていくから!と、マッキナ&tonbei両氏に啖呵を切った私。
くるぶしの痛みに負けて、遂にあちら側の人間になってしまいました、、、
マッキナ氏「ほら言ったじゃん。最初から言う事聞いてればよかったのにね(^O^)」
豚兵衛「結局貼ると思ってたけどね。」
、、、などと嫌味を言われましたが気にしない。
パッドを貼るだけでビックリするくらい痛みが消えました。
スキーと仕事がもっと楽しくなったような。
痛みに悩んでいる方、騙されたと思ってお試しください。