怪雪百面相@黒メット2023.02.08
クセが強めのフロントグリルの車が好みらしい黒メットです、こんばんは。
○本日の白馬五竜
天候:小雪→雪 (濃霧含む)
降雪:夜間1㎝ 日中12cm
気温:8時-2℃ 15時-3℃
風:ほぼ無風→16時頃西風約15m/s
比較的暖かく感じる0~-2℃ほどの気温の中、
ゴンドラに揺られてアルプス平に着くと、
…ハードガス!フォォーー。
どれが上?下?
いわゆるザ・濃霧。もやもや真っ白。
“精神と時の部屋”かと思うくらいの真っ白。
薄っすら1㎝ほどの新雪も相まって三半規管が試され、
三つ目も邪眼も開いていない僕は右往左往しつつ、
そろ~りそろぉ~りと滑り降りるしかない。
「上上下下右左右左BA」と唱えても隠しステージは現れないので、
こんな時は目標物を探すのです。
コースの分岐付近にはこの様な看板が各所にあります。
コースマップと合わせて、進行方向を決めましょう。
そうそう、コースには難易度が表示されています。
・緑=初級コース
・赤=中級コース
・黒=上級コース
・黒(◆◆)=最上級コース
という感じになっています。
斜度やコース幅、圧雪や未圧雪などで難易度設定されていますが、
この時期は気温の寒暖差が雪質に大きく影響し、
雪質によっては中級コースも上級並みに難しくなる事があります。
これからの時期は、夕方はボコボコに荒れたり、ツルツルのアイスバーンになる事もあり、
雪質を見極め、早めの下山がおススメです。
今日の未圧雪部はガタガタで引っかかってホント滑り難かったですわ。
あとですね、中級や上級コースを
「行けるっしょ♪いざとなれば歩けばいいっしょ♬」
と安易に進入される方が散見されますが、その考えは止めませう。
スキーブーツなどでアイスバーンを歩く事は、
例えるなら、滑り台を革靴で歩いて降りるようなものです。
エッジがブレーキになってくれるのです。
滑るより歩く方が怖い時もあります。
状況判断に自信が無いなら、「いけるっしょ♪」は止めた方が無難ですよ。
そうそう、立春も過ぎ、寒暖差が大きくなってきました。
三寒四温という言葉もありますが、0℃付近を行ったり来たりすると、
雪は様々に形態を変えていきます。
氷柱もできやすくなりますし、
屋根雪や枝雪の落雪もあります。
滑走する雪面もコロコロと雪質の表情を変わる時期になりました。
雪の声をよく聞いて、雪に合わせて滑りましょう。
午後には視界も抜けてきて、
そして、強い降りの時間も。
明日はどんな雪の顔が見れるかな。
ちょっと滑りやすくなったけど、底付きするのよね。
ちなみに、暗くなったら降りは弱まりましたねー。
さてさて、余談ですが、切なるお願いがあります。
立ち小便、ヤメテ!
最近、人気の少ないコースの脇に黄色い跡が良くあるんです。
今日は降雪で隠れましたが、ロープの近くによくあるんですわ。
僕らは仕事上、近くをよく通るので気付くのですが、ホント、気分悪いです。
マーキングでもしてるのか?ってくらいよくあります。
滑走前には、トイレに行ってから滑り、
我慢の限界が来る前に休憩してくださいな~。
って、このブログを読んでくれている方々はそんな事はしないのでしょうが、
僕らの苦労の一面にお付き合いいただきたかった愚痴です、はい。
では、本日はここまで、ごきげんよう。