雪上がりの青空@黒メット2023.03.19
うまい棒はたこ焼き味推しの黒メットです、こんばんは。
〇本日の白馬五竜
天候:快晴
降雪:夜間日中ともに0㎝
気温:8時-3℃ 15時0℃
風:ほぼ無風
リフト待ち:朝のゴンドラ大行列、日中ゴンドラ・リフトともに数分有り
本日は晴天なり。
昨日のド湿雪もドライアウトして、フワフワのサラサラ。
山肌も美白が眩しく、
木々の着雪は桜の花に負けず劣らずの艶やかさが映えておりました。
見た目はハイシーズン並みなのですが、
昨日の湿雪が踏み固められた所や、圧雪面の出来は硬めでうまくエッジが噛んでくれない所も有り、
朝イチはちょいと手強い感じ。
パトロールの役得は誰もいないゲレンデの雪面に飛び出せること。
この景色を見られるのは残念ながら現状では我々だけなのです。
ちょっともったいないけど、仕方がないのです。
僕ら以外に営業前にゲレンデをウロウロしていいのはお山の先住民(獣)達だけですね。
降雪おかげで可愛い足跡が分かりやすくあちらこちらに。
おや、コチラにも足跡が…ん?? こ、コレは人の靴!?
営業開始前にゲレンデを登ってしまっている方が居ました。
昨日は、営業終了後に山岳区から滑り込まれた方もいました。
スキー場の営業期間中は、索道の営業時間外にコース整備で雪上車が走り回っています。
本来ならば誰もいない事を前提に整備作業を行っているので、
誰か居てしまうと、作業を中断しなければいけなかったりします。
最悪の場合、悲しい事故が起きてしまう事も考えられます。
大きな機械なので、万が一の場合はタダでは済みません。
お互いの身の安全の為に、営業時間外のスキー場のコースへの侵入はお止めください。
さて、気を取り直して、再び景色を見渡してみると、
あら、雪崩の跡がよく見えますね。
ココは管理区域外なので僕らの起こしたモノではないので、自然発生かな。
…いや、よく見ると滑走痕がありますね!?
昨日、ロープを越えて滑った不届き者が誘発した雪崩ですな。
幸いにして巻き込まれた形跡はなかったですが、
この規模なら埋まってしまう可能性も有りましたね。
悲しい事で話題になってしまっている新雪滑走のアレコレ。
索道施設をご利用されるならば、スキー場のルールを守ってください。
およそ99.9%の方はルールを守ってくれているのに、
わずかばかりのルールを守らない方のせいで、不要な設置物が増える事もあります。
この美しい景色の中に赤や黄色のポールやロープなどは出来るだけ少ない方がいいな、と僕は思うのですわ。
さてさて、本日は日曜日。
街では春の便りが続々と聞かれていますが、
残寒を楽しみに今日も多くの方がご来場してくださりました。
ゴンドラも冬眠中のヘビさながらの長蛇の列。
リフトも鈴生りで、ゲレンデも滑走者でワチャワチャと賑わっておりました。
ウィンタースポーツは斜陽の話も出ますが、再ブーム来てるのかしら?
働いている身としては閑散としているよりやりがいを感じて、ありがたい限りです。
雪面の様子はというと、
陽が高くなるにつれ、緩み始め、旧雪のザラメ雪と混じって、ミックススノーに。
気温も思ったほど上がらず、滑走性は終日、良い状態でした。
融雪の速度も緩やかでしたが、それでも隠れたところはまた出てきちゃいっていました。
今回の降雪は全体の回復には至らず、営業期間の寿命が2~3日伸びたといった感じでしょうか。
この融雪のせいで徐々に滑走可能域が狭くなっていたいいもりゲレンデ。
本日をもって今シーズンの営業が終了となりました。
人間の思い通りにできる事などたかが知れているので、
大いなる力(陽気)には敵わない事も有るのです。
このままの天気予報だと日に日に滑走可能域は狭くなってしまうでしょう。
寂しい事ですが、ご了承ください。
そんなこんなで今日もいろいろありましたが、
お約束の様にガチガチに凍りだした夕暮れ。
賑わいをみせた日曜日の使者も足の長い影法師の姿となって去って行きました。
今日はずっと雲が少なかったですね、ニコ。
んー、今日はこの辺りでご勘弁を。
ごきげんよう。