あの手この手神の手@抹茶抹茶どんどん2023.04.15
こんばんは。
結論から申し上げますと雨の一日でした。
抹茶抹茶どんどんのブログ当番も突然終わりを告げるかもしれませんので、毎回毎回「今シーズンのラストだ!」と言う思いで書き上げていきます。
そんな雨の土曜日、スタートから大雨。
ゴンドラの車窓からの景色も、この前誰かがupしていた写真と同じで、グラングランに歪んだ世界。
パトロール一同テンションが上がらず、
オシモさん「今更ねぇ、逆の足がしもやけになりましたよ、ブツブツ、、」
@はっちゃく「連日の黄砂で目がバグっちまいました、ごにょごにょ、、」
ケンダマン「スクリューキッドと息が合わなくて、ガチャガチャ、、」
と、それぞれがそれぞれの言いたいことをごちゃごちゃ言いながら、誰も聞いてもいないし、返事もしない。
アルプス平に到着するも、結果は変わらず雨。そして風。。
滑走性が良い事だけが救いでしたが、雪面は柔らか過ぎて、直ぐにズブズブ。
あの手を見ても雨
この手を見ても雨
そんなどこを見ても雨の五竜でしたが、本州でオープンしている数少ないスキー場の一つなので、本日もアメニモマケナイ多くのゲストにご来場いただきました。
特に今日明日は検定やイベントもあるので、熱心な滑り手が非常に多かったですね。
皆さんの熱心さには頭が下がる思いですが、ここ数日はそんな「今シーズン最後の検定」「最後の研修会」「最後の大会」等に懸ける為なのか、ケガをされているのに痛む身体を押して滑っておられる方や、「テーピングはないでしょうか?」とパトロール本部を訪れる方が多い様な気がします。
そのお気持ちは痛い程分かりますが、やはり万全の身体のコンディションで臨まれるために、勇気ある撤退も必要なのではないでしょうか?
我々パトロールとしましては、バーンとテーピングを巻いて「さぁ頑張っていってらっしゃい!」と送り出すことはできません。
我々がやることは応急手当と病院の案内のみです。
雪も検定も来年もありますよ!
と、痛い膝と足首と、痛い肩と指と、痛い首と別の意味で痛い頭を引きずりながら巡回に精を出す抹茶抹茶どんどん。
主にテクニカルコースの雪の減り具合のチェックを毎日の担務としています。
しかしテクニカルコースもグランプリコースも、コブのボトムやコース脇を中心に、地面の露出を止める事が出来ません。
枯木さんが久しぶりにゲレンデを見たら「ここはもうこんなじゃないか!」と各所で言いそうですね。
そんなゲレンデ状況を我々パトロールもただ手をこまねいて眺めている訳ではなく、あの手この手で延命を図るべく様々な技を繰り出します。
例えばコレ。硫酸アンモニウム、略して硫安。
この白い粒をゲレンデに沢山撒いて、雪があるように見せかけます。
ただ、この1袋20kgでゲレンデに敷いても50cm四方程度にしかなりません。
ゲレンデを全て埋めるには何袋必要なのでしょうか。天然雪って素晴らしいですね。
そして本日抹茶抹茶どんどんはこの20kgを担ぎ上げる際に、「よいしょ!」と持ち上げるや否や、
バリッ!!
ウェアのおケツが破けてしまいましたww
パトロールウェアには何よりも耐久性が求められますね。
※ゲレンデには一部硫安が入ってますので、急な雪質の変化にご注意いただくと共に、防錆として滑走後は用具の洗浄をオススメします。
他にも圧雪隊は無い雪をかき集めて、まるで雪があるように見せてくれています。
まさに手練手管のゴットハンドな重機操作が夜な夜な繰り広げられているのです。
いつもありがとうございます。
終わりが来るその時まで悪あがきを一緒に頑張りましょう。
午後も雨脚は弱まるどころか、強まる時間帯も。
ゴンドラの駅舎からの雨だれは雪も地面も穿っていき、やがてその水滴は遥か地球の裏側「パラグアイ沖」まで到達する勢いです。
リフト乗車中に傘をさす猛者まで。
風が強い場合は危険なのでご注意ください。
明日はスロープスタイルのJr.の大会がアルプス平のパークで開催されるようです。
もう小さいお子さんでもスイッチなんて当たり前、540、720なんて朝飯前、と言う感じの練習滑走の風景でした。
みんな頑張って!そして楽しんで!
ダーマンもいつか出場する日が来るのかな。
明日の五竜は今のところ、、なんと晴れ?ホント?
少なくとも夜中はザザ降りなので、明け方からは雨が残らず、そしてガスも出ない最高な日曜日を期待しましょう。
どうかなぁ。。
差し入れのおやつを
二つペロリ。ニコ。
ケンダマン隊員は三つペロリ。ニコ。
※隊員への業務連絡。
隊長から「ねぇねぇ、『ニコ。』って何?世間で流行ってんの?」
というチェックが入りましたので、多用厳禁です。ニコ。
さて、ゲレンデに戻ります。
この木もつい先日まで雪の中でした。
(あぁ2mくらいはゆうに減ったんだな、、)という現実が可視化されて我々に突きつけられます。
この有名なコンクリート建造物の遺構
業界では、西の志免炭鉱竪坑櫓、東のチャンピオン終点の基礎、と言われています。
こちらも先日までの雪の中でしたが、今となってはその雄々しい姿を晒しています。
巨大なコンクリート構造物は、見る者を虜にしますね。
いつまでも眺めていたくなります。
冒頭申し上げたように、いつスキー場の営業が終わりを迎えてしまうか分かりません。
※まだ今日明日、ってことではないですけどね。
その日を少しでも延ばし、皆様に楽しんで頂けるように、あの手この手で頑張ります。
めざせGW
ラストブログのご挨拶はちゃんとしたいですしね。
そんな一日を終え、隊員達はびしょ濡れでゴンドラ下山です。
今日の雨は某施設の40周年のハモカラの初日でしたが、それも中止になったとか。
先日無事にドリミを見納める事ができた抹茶抹茶どんどんですが、ハモカラはいつ見に行こうかな。
さて、明日の朝にはウェアがしっかり乾いていて、パンツのおケツの破けた穴が自己修復されていることを祈ります。
降りてきたベースには任期満了後にリゾートを満喫してきた志免町出身の爽やかすぎるパトロール隊員からのお土産が。
とても充実して、とても楽しかった感じが伝わってきます。
そんな中、こちらは雨と風と石と泥にまみれて、おケツの破けた一週間でしたよ。。
その格差に唖然としますが、まぁ好きでこちらを選んでますからね。ニコ。
さて本日も勘違いの多いブログでしたが、ようやく4月が半分終了!
まだまだ悪あがきを続けましょう。
明日も皆様を安全第一でお迎えします。