行ける所まで@黒メット2023.04.22
なんだかんだでツインチップの板に目が行く黒メットです、こんばんは。
○本日の白馬五竜
天候:快晴
降雪:夜間日中ともに0㎝
気温:8時0℃ 15時+3℃
風:北風微風(5m/s前後)
リフト待ち:数分有り
今朝は久々に放射冷却の効いたヒンヤリ具合。
雪面はこれまた久々にカチーンと凍っておりました。
圧雪隊がものすごく頑張って、雪面がはげた所を隠してくれ、
グランプリやパノラマの滑走可能域もだいぶ回復しましたね。
チョコソース交じりに見えますが、(通称“ベトを引いた”状態)
昨日の惨状を知っていると圧雪隊の苦労が伺えます。
よくぞここまで整えたものだと、ただただ感心です。
朝イチはカッチカチで滑走音がザザザザザと盛大に鳴り響いておりましたが、
9時頃になるとほどよく緩み、体に優しい感じになって来ました。
今日は陽射しが強いものの、北風がヒンヤリと雪を冷やし、
融雪の速度は穏やかでした。
ここ数日ではだいぶマシな水量の雪融け小川。
本日のザラメ雪は芯がある感じに加え
フィルムクラストが見られる時間も長く、
滑走性もよく、とてもよき春の雪質でした。
ただ、悲しい事に数件の衝突事案などがありました。
土日の混雑と滑走可能な所が狭まった影響、スピードが出やすい雪質もあるのでしょうか、
周りをよく見て譲り合って滑走して頂くよう、改めてお願いします。
さて、ハイシーズンの間、
雪が多くて深くてラッセルだ、カチカチに凍ってアイスバーンだと、
文句の様な事を言った事がありましたが、雪があっただけ全然マシでした。
文句言ってすいませんでした。
雪が無いと、移動もままなりません。
僕らにとってはラッセルやアイスバーンの方が全然動けました。
なお、登山口から先の山岳区の入口は、
雪融けが進み、一部で夏の道が出てきています。
夏道以外の場所は、踏み抜いたり、急に寝ていた木が起きたり、
思わぬ危険もありますので、ご注意ください。
いや、しかし、
無くなってあらためて気付かされる、スキー板の機動力よ…あんたはスゴイ。
さてさて、そんなスキー板ネタですが、
本日から3日間、試乗会が開催されています。
2023 – 2024 スキー試乗受注会 | アルペングループが運営するスキー・スノーボード情報サイト | AlpenGroup(アルペングループ) (alpen-group.jp)
レストラン360前が狭くなっていますので、ご了承ください。
ちなみに僕らパトロールの衆の板の好みは十人十色。
各々が贔屓のメーカーやスタイルがあり、状況に合わせて使い分けていたりします。
各コースのシーズンの終盤になると出番が増えるのが、通称“石踏み板”。
いちいち板を脱ぐ手間を惜しんで、履いたまま地面の上を移動したりすることがよくあります。
そんなわけで、この時期はちょいと昔のモデルの板が板置きに並びます。
試乗会に並んでいる板が眩しく感じますが、TPOに合わせているのです。
皆さんは僕らほど過酷な使い方はしないでしょうが、
このゲレンデコンディションですので板が傷つくリスクは大きいです。
どうかご了承ください。
そして、ちょっと傷ついてもいい板をお持ちの方は、
そちらでお楽しみいただくのがよろしいかと思います。
そして、そして、先日のブログにもありましたが、
この時期、特に気を付けて欲しいのが、
ゲレンデ各所で雪を固める魔法の粉、硫安を各所で撒いております。
この粉は金属部を錆びさせてしまう副作用もありまして、
春スキーの道具は使用後に流水で洗い流すことをお勧めします。
はてさて、今日もいろいろありましたが、明日も営業出来そうです。
ちなみなビフォーアフター、グランプリ編。
(朝7時30分頃)
(午後4時30分頃)
兵どもが夢の跡、春名物、修羅のコブwithチョコチップ(土と石)。
圧雪隊が苦戦苦闘している無線が入っています。
明朝はどうなってるかな?
明日も意外と寒いそうです。
朝一のカチカチバーン対策、防寒対策、お忘れなく。
では、今シーズンの思い出写真で締めたいと思います。
この時期、熊や猪に間違われがちなカモシカさん。
では、ごきげんよう。