皆さん今晩は枯木です、師走の週末いかがお過ごしでしょうか？昨日、一昨日のとんでもない雨降りのあと（白馬では水害で被害に遭われた方もいたようです、被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます）の日曜日、沢山の降雪を期待しながらアルプス平に上がったのですが・・・・・・！

かなり気温は低かったものの降雪は１０cmほど、と雪不足が解消するには程遠い状態でした。

したがって本日もパノラマコースのみのオープンとなり、ご来場されたお客様には大変ご迷惑をお掛けいたしました。

朝一でグランプリコース、テクニカルコースのチェックに入りましたが、何しろ昨日の時点でグランプリコースはゼロベースになってしまっていたので、苦渋の決断をさせていただきました。

ただ本日の日中は雪が降り続き、１４時半ころの時点で積雪が２０ｃｍオーバーとなりました。パノラマコースの状態もかなり良くなり、グランプリコースも明日のチェック次第ですがオープンの可能性（朝一からは無理ですが）が高そうです。

パトロール室では新人や中堅隊員のブラッシュアップのためのトレーニングを、作業や巡回の合間に行っています。特にシーズン始めは忘れている事も多いので、とても重要なトレーニングとなります。

今日は一日中－５℃以下で推移しました、昨日まで各所で水の流れが確認出来ましたが、本日はそれも収まってきました。天気予報によると今週後半はまた寒気がはいるようなので、益々状態が良くなっていくと思われます。

本日は最終時に地蔵当番となりました！降雪と風のため始終膝上ラッセルとなりましたが、痛む左膝と力の入らない右太腿に鞭打って何とか登り切りました！！

中途半端な雪の状態なので地蔵にあがるのは大変なのですが、やはり登りきると爽快な気分になってしまうのは山屋の悲しい性なのでしょうか？

本日最終時にグランプリコースへの新しい踏み跡を発見したため、チェックの為枯木がグランプリコースに入りました。お一人のスノーボーダーの方がを発見したのですが、その方は途中で無理と判断されたようで下スーパーコースを登り返していました。とりあえずそのまま登ってもらうようお伝えして、彼をマッキナ君に任せ枯木はアル３改札まで下りました。彼のトラック以外に２本のトラックを確認したためです。

その２本はダイナミックコースを下りていたので、無事の確認の為下山コースに入りました。その２本のトラックはそのままエキスパートコースに滑り込み、途中からツボ足で下り北沢裏からとおみゲレンデに出て下山を完了したようです。

ここで皆さんにお知らせですが、ダイナミックコースはとても滑っていける状態ではありません。枯木はターンの度に石を踏み、シーズン前にチューンナップに出した板は無数の不規則なストラクチャーが入ってしまいました。エキスパートコースに至ってはほぼ歩きで下りました、十分な降雪が有りパトロールがオープンさせるまで決して下山コースには立ち入らないでください。

抹茶君とマリア様の２ショットですが、ここでもう一つお知らせ！

前回の枯木のブログで新隊長のことは書きましたが、副隊長には触れずじまいでした。そして賢明の読者の皆さんはお気付きかと思いますが、副隊長は抹茶君なのです。彼は沈着冷静、物事を高所から俯瞰する能力に長け、さらにスキーは超絶上手い。何拍子も揃った男なので、新隊長をしっかりサポートする事は間違いありません。

ただどうしても解せないのは彼のハンドルネーム、抹茶抹茶どんどんとは全く意味不明でどうしてそんなハンドルネームにしたのか？問い質したいのですが、小心者の枯木にはそんなことはできないので、マッキナ君に聞いてもらいましょう！

おまけ

下山コースで傷ついた板を補修してくれる副隊長

あひ見ての　後の心に　くらぶれば　昔はものを　思はざりけり