マンガが精神安定剤の黒メットです、こんばんは。

 

本日の白馬五竜

天候：晴れ（薄曇り）一時小雪のち曇り

降雪：夜間日中ともに0㎝

気温：8時‐6℃　15時-2℃

風：ほぼ無風

リフト待ち：5～10分くらい

 

風のないピリッと冷え込んだ朝。

とおみゲレンデの降雪機がゴジラさながらの咆哮をあげてる中の朝焼け。

昨晩も降雪が無く、パノラマコース以外の圧雪作業が行えませんでした。

昨日のブログにもありましたが、次の大量降雪まで我慢の日々です。

 

先週と違い冷え込んでいるので、

とおみの降雪機たちも頑張ってくれていますが、

お空の恵みの勢いには到底かなわないので、

コチラもコツコツと積み上げていくしかないのです。

なんとか滑れるようになるまでには、もう数日かかっちゃうでしょうねぇ。

 

そんな中、ワタクシは午前中はコツコツと裏方業務。

パトロール自身もスキー場業務では裏方の面が大半なのですが、

そんな裏方の裏方のお仕事です。

 

色々な事に当てはまると思うのですが、華やかに見えるのは一瞬で、

それに至るまではコツコツと見えない積み重ねがあるのです。

先のブログにあった様にトレーニングはもちろん、

書類やら段取りやら地味な事も疎かにしてはいけないですよね。

 

と、まぁ写真映えしない事をこなして、お昼前からいざゲレンデへ。

おや？

おやおや？

空搬器無しの鈴生りリフト。

…今日は平日ですよね？

 

噂通りのインバウンドの皆さんのご来場と、

近隣の滑走可能箇所の少なさのせいでしょうか、

昨日に引き続き、本日も大賑わいでございました。

 

アルプス平の雪の状態は、終日氷点下の真冬日のおかげで良好でしたので、

融雪も緩やかで、滑れる所も昨日とほぼ同様の感じでした。

ただ、未圧雪のグランプリコースは徐々にコブコブ化していましたが。

 

いやはや、経営視点をお借りすると、

昨シーズン、少雪で前倒して終了になってしまったゴールデンウィークの分を

取り戻せる勢いなのではないでしょうか。

ご来場ありがとうございます。

 

この勢いでスキー業界は斜陽産業なんて言葉を吹き飛ばせ！

 

と、宣伝を強気に謡いたいところですが、

このブログの初心は現場で伝えきれない注意喚起をお伝えする事。

そして、真実を伝える事がモットーでございます。

 

看板や注意喚起の目印ポール付近は極薄雪面で、

チョコチップ模様の石がコロコロ。

なんならこぶし大の物も。

抹茶ニキにキックバックを期待して渡す？…ご時世柄を考慮して境界の彼方へポーーーーッイっと。

 

板をいたずらに傷つけたくない方は、

看板や誘導に従って頂ければリスクを軽減できるかと。

（お構いなしに突っ込んでいく方々は…それはそれ、と思っておく事にしています。）

 

さて、こうも雪が少ないと、豪雪地帯の恩恵に甘えていた所が露呈します。

ココにはデッカイ側溝があるのですが、豊富に雪があると自然と隠れてくれるので、

今までは何とかなっていた所なのですが、今シーズンはそうも言ってられないのが現状です。

なので、対策工事の為に体力自慢の隊員に押し付けお願いして除雪してもらいました。

段取り組んで、明日は朝から施工でございます。

雪を大事に、融雪対策も臨機応変にコツコツしていくのです。

 

そんなこんなで、本日も営業終了時間を迎え、最終点検にリフト乗車のパトです。

そして、任務完了で華麗にスプレーを上げるニューウェアなマッキナニキ。

そう、今シーズンは弊パトロール隊のウェアの模様が2パターンあります。

でも、基本は「赤黒ウェアに白十字」ですので、よろしくお願いします。

 

そして、新コーナー、黒メットの愛用品。

言わずもがな、パトウェアです。

左が新品で、右が3シーズンフル活用したお品になります。

お山の気象と闘った跡が色褪せに伺えますな。

宮沢賢治さんの詩を体現するようなパト業務には欠かせない相棒です。

 

この白十字の信頼を築いた諸先輩方に恥じない人であろうと思います。

 

では、今日はこの辺で、ごきげんよう。