朝点検!@ネギトロ男爵2024.02.04
五竜パトロールブログをご覧の皆様こんばんは、ネギトロ男爵です。
早速ですがこのブログをご覧になっているのはどんな方々でしょうか。
冬の趣味はスキーやスノーボード。
月に数日はスキー場にお出掛けになる方で、雪のない東京や大阪や松本にお住まいかもしれません。
今週末は妙高か野沢温泉はどうだろうか、志賀高原や白馬はどんな様子だろう?とお考えでしょうか。
はたまた、ウィンタースポーツはなさらないけれどもパトロール隊員の仕事振りに興味をお持ちの方かもしれません。
そんなあなたに五竜スキー場の様子とパトロール隊員の日常をお届けします。
昨晩からの降雪は0cm
アルプス平の朝の気温は-5℃
少し寒さが和らいだ感じがします。
今朝のアルプス平は雲の中。
テレキャビンを下車すると真っ白な世界が広がっていました。
垂直に立っているのかどうか分からなくなりながら慎重にコースの確認を始めます。
注意しないと自分の居る場所が分からなくなりそうです。
五里霧中の図
固く凍った雪面の上に少しだけ載っている柔らかい雪にずらしたスキーを止めてもらいながら降りて行きます。
今日の男爵の朝点検の担当は“林一“。
“林道一番“の略です。
ハヤシハジメ
その名の通り、林道ことウッディコースに一番に取り付いてネットを張っていく担当です。
7:36 アルプス平駅を出発
営業開始前にテレキャビンで上がったパトロールがウッディコースに取り付いてから最初のお客様が到着するまでおよそ35分。
この間にお客様に安全に滑走して頂く準備をしなければなりません。
谷側に転落防止のネットを張っていきます。
7:50 広げられたネットの図
ネットを手繰り、ポールを持ち、ドリルをいったん置き、上を見て、下を見て、位置を決め、ドリルを持ち、深呼吸し、雪面に穴を開け、ドリルをいったん置き、ポールを差し、フックを調整し、ドリルを持ち、ネットを手繰り‥
(この間およそ25秒)
マシーンになったつもりで繰り返します。
8:06 35回繰り返した図
今朝は5枚のネットを張るのに16分かかってしまいました。もっと手早く張りたいものです。
この高さ90センチのネットはお客様が転落や衝突すると大ケガに繋がりかねない箇所に張ってあります。
ダイナミックTが投げつけられても跳ね返って来るような強度を目指して張って行きます。
そうしているうちに自分の持ち場の点検を終えた先輩隊員が続々と加わり、無事にテレキャビンの営業に間に合いました。ほっ。
8:20 林道出口まで張り終わり
日中、アルプス平は濃い霧に覆われたままでした。
滑走コースを検討中
グランプリコースを攻めるちびっ子スキーヤー達
掲示のおかげさまでパトロールに来られた迷子はなし アルプス第一リフト
下部のとおみゲレンデは視界良好でした。
たくさんのお客様にご来場頂きました。
ところで、巡回をしているとダイナミックコースを滑って降りられずに途中で板を外して歩く、もしくはお尻で滑って降りている方を多く見かけます。
ブーツで降りるのは我々パトロールでさえ難しく感じる様な雪面の硬さと斜度で大変危険です。
歩いているほとんどの方に共通しているのは“もう少し上手な方“が同行している事です。
ボトムまで滑って降りたい気持ちはよく分かりますが、同行のご友人やパートナーも安全に降りられるだろうか?といま一度考えてみて下さい。テレキャビン(ゴンドラ)で下山することも可能です。
本日は上級者限定になったダイナミックコース
明日の予報は曇りのち雪。
待望の降雪になりそうです。
気温も下がりそうです。
暖かい格好でお越し下さい。
明日も皆様のお越しをお待ちしております。