舞雪心理＠黒メット2024.02.07
購入前に商品カタログは熟読しがちな黒メットです、こんばんは。
本日の白馬五竜
天候：雪（小雪）
降雪：夜間２〜５cm 日中５cm
気温：8時−5℃ 15時−4℃
風：ほぼ無風
リフト待ち：ほぼ無し
フワフワと雪が舞う朝。出勤中に見かけた朝焼けがエモかったです。
天気予報では降雪予報はなかったですが、
朝までに恵の雪が数センチ。
暖冬少雪の中ですので、少しだけでも、ありがたや〜、ありがたやぁ。
足元は昨日までの降雪のおかげも相まって、クリーミーでやばぁーい、気持ち良き。
（「ヤバい」と「エモい」は語彙力不足を誤魔化しています。）
今日はずっとフワフワと雪が舞い続けました。
これは秒速何メートルなのかしら、
one more time,one more snow chance.
脳内で名曲をヘビロテしながらのお仕事となりました。
そんな中、
華の大学生パトローラー達もテストという山を登り終えて、
次はスキー場のお山を昇り降りしてくれております。
まだまだ先輩隊員にやいのやいの言われるでしょうが、頼りにしてますぜ。
はてさて、勉強は学校だけで終わらず、
お仕事に就いても日々勉強である事を身をもって感じている日々でしょう。
そんなお勉強ことトレーニング中の一幕。
コース上で長時間止まらなければいけない時は、
上方からの滑走者への注意喚起の為に、板を立てておけるといいのです。
はてさて、はてさて、
雪が降ると付きまとうお悩みが、滑走禁止エリアへの侵入者への対応。
ゴンドラから見えるこのエリアは閉鎖区域としております。
このエリアの上部には延々とロープを設置しております。
このロープの向こう側に入るのは、雪崩管理作業の時のみです。
写真のエリアに付いている滑走痕はパトロールの作業の痕跡だけが正しい姿なのです。
ですが、一部の不届き者がメタメタに跡を付けてしまいます。
その方々は見つけ次第、厳しく対応しておりますが、
この様な行為をする方々の中で生まれているのが、
「正常性バイアス」という事象ではないかと疑っている日々です。
簡単に言うと、
「前は大丈夫だったから、今回も大丈夫だろ。」とういう行動心理です。
雪山は一日たりともまったく同じ雪の日は無いです。
複雑な要因が重なり合って、雪崩れる日と雪崩れない日があります。
上記の考え方で行動する方は、
常にロシアンルーレットを回している事と同じなのです。
ロシアンルーレットはいつか当たります。
しかも、当たった場合、自分だけでなく他者を巻き込むリスクもあります。
当たらない為の一番簡単な方法は、
「雪崩地形に入らない」。
コレです。
スキー場として、雪崩地形に入って欲しくない為にロープや看板を設置しています。
改めてご理解とご協力をお願いいたします。
ちなみにコチラはスキー場境界外の通称「大斜面」
雪崩れた跡がわかりますか？
下の写真の赤線のところに破断面があるんです。
コチラのエリア、スキー場の管轄エリアの外側なのですが、
昔から大規模な雪崩が何度も起きており、
滑走しないようにお願いしている場所になります。
…ですが、昨今、滑走する方が増えてしまっています。
コチラを滑っている方々の心理も「正常性バイアス」が働いているのでしょうね。
大規模雪崩のリスクもさることながら、
スキー場から見える近くの斜面に不用意に滑走痕を残さないでもらいたい、
というのもスキー場側からの願いです。
滑走痕を見て、「滑ってもいいんだ」と知識も装備も無い方が
勘違いをしてしまうリスクがある為です。
強制はできない案件になりますが、
ご理解ご協力を何卒お願いいたします。
ほい、話は変わりまして、
暖冬だなんだと言っても、寒い日は寒い。
何度も書いているかもしれませんが、
ヘルメットは守備力アップだけでなく防寒装備としても優秀です。
パト本部には色とりどりののヘルメットの花が咲いておりました。
今シーズン提供していただいたanonのメットは暖かいし、
ゴーグルも今日みたいなフラットライト気味の時も視界を確保してくれて、グーでヤバい（語彙力↓）
すっかり名前通りの黒メットの日々なワタクシです。
それと寒さ対策には自家発熱も有効です。
ハイカロリーこそ正義なパト室の一角。
そうそう、ありがたいことに
ブログを読んでいただいたうえに、差し入れまでいただくことがあります。
その節は大変ありがたくいただきまして、ホント―ご馳走様でした。
でもでも、そのお気持ちだけで充分でございます。
（モグモグ…）
僕らの拙い文章で少しでもスキー場での安全やケガの予防に繋がれば、
僕らはそれだけでいいのです。
実弾は恐れ多いのでございます。
（パリパリ…モグモグ‥）
と、某チョコイベントと化したある日の為のCMを聴いて思いついたお話です。
お返しもろくにできませんしね、はい。
（ウマー、ゴチソウサマー。サンクス）
※心の声が洩れてるので、どう受け止めるかは読者の読解力に委ねさせていただきます。
それでは、本日はこの辺で、
今日の黒メットの趣味写真たちでお暇致します。see you again。
