1:29:300@枯木2024.02.10
皆さん今晩は枯木です、3連休の初日の土曜日如何お過ごしでしょうか?
本日の五竜は朝から快晴、文句のない幕開けでした。いつもの枯木ビューからのアングルも安定のナイスショットです。
アル4改札下からの大斜面ですが、残念ながらゲレンデか?というぐらいトラックが付いています。
テレキャビン乗車中にアル3改札方面を撮影しましたが・・・・・・!ここもこの有り様です。さらに残念な事にこのトラックは、全て海外からのゲストによって付けられたものです。
ありがたい事にコロナ禍後、多くの海外からのゲストが五竜スキー場にお越しになられています。そしてそのほとんど全てのゲストの方たちはしっかりルールを守り、安全にスノースポーツを楽しんでいらっしゃいます。が極一部に残念な方達がいるのです。
テレキャビンのアルプス平駅のホワイトボードですが、今日はちょっとキツメの文言を書かせていただきました。
(簡単に訳すと、決して立入禁止エリアへは進入しないでください。立入禁止エリアは下の地図にて確認してください。ナスティーボーイズ(ちょっとここは訳せません)によって立入禁止エリアに付けられたトラックがありますが彼らはパトロールによってリフト券を没収されました)
しかし目をゲレンデトップにやると、そこは非常に牧歌的な風景が広がり、我々パトロールも心が癒されるのです。
この仕事をしていると正に悲喜こもごも、良い事もあれば悪い事もある。人間万事塞翁が馬という言葉が非常に身近に感じられるのです。
さて本日のタイトルですがご存知の方も多いと思いますが、ハインリッヒの法則です。アメリカの損害会社の調査部のハインリッヒが労働災害の重大事故1件の裏には、29件の軽微な事故がありさらに300件のヒヤリハット体験が存在する、という法則です。枯木は若いころにある自動車部品メーカーで仕事をしていて、それらの教育をイヤというほどさせられました。その頃はその法則についてそんなに深くは考えていなかったのですが、今はさもありなん、と思う様になってきました。ゲレンデ内でおきる重大事故を無くすためにパトロール内でのヒヤリハットの共有や、お客様から広く意見を頂き改善するなどしていきたいと思います。是非このブログをお読みの読者の方の、忌憚の無いご意見をお聞かせいただければ幸いです。
そんなこんな考えていたらもう最終パトロールです。一昨日までちょっと別のスキー場で別な仕事をしていたのですが、改めて五竜スキー場の安全管理はゴンドラ・リフトを含めてしっかりしているなと再認識しました。
人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆえ 物思ふ身は