1192作ろう@抹茶抹茶どんどん2024.04.14
こんばんは。
かつてセンター試験では世界史だけ満点だった抹茶抹茶どんどんが本日のブログをお伝えします。
春の夜長にまたもダラダラと書きますのでお付き合いください。
なんかの特殊効果もフィルターも必要ない、完璧なスタートの今朝の五竜アルプス平。
連日の晴天にきっと皆さん早起きし、ゴンドラに並んでいただいたに違いありません。
予報通りの快晴に隊員たちにテンションもダダ上がり、杞憂されるのは下山コースの維持管理。。
本日もアルプス平ではイベントや検定など盛り沢山。
白馬村スキークラブによるJr.のスロープスタイルの大会も開催されておりました。
この中から未来のオリンピアンが出るんだろうな、という想像ができるくらい皆さんめちゃくちゃ上手でした。
抹茶「しかしイベントは良いですねぇ。こちらも準備しているだけで期待感が醸成され、参加者も運営側も一期一会で同じ目標に向かっていく素晴らしい業態ですね。これからイベント会社でも作ろうかな。抹茶抹茶どんどん株式会社とか、あっ、長ったらしいか名前が笑」
枯木「そんな講釈は良いから、君は早く、巡回や作業や雪入れやケガ人対応や、みそ汁や猿を追い払うや猿のンコを片付けるや、スキー場で起こる森羅万象の全てに対応するためにさっさと本部から出なさい」
抹茶「はいはいはいはいはいはい、出ますよ出ますよ(うるせー好好爺だなぁ)」とゲレンデに出て行きます。
いきなり野生のマリア様に遭遇しました。
本日は非番でイベントを観覧されていたようです。
ラッキー
アルプス平は多少雪が茶色くなってきたものの、まだまだ雪も豊富で、猛者たちが描く深いコブやバンクのボトムも地面が露出する事はありません。
皆さん揃って「GWまで大丈夫?」とのご質問を受けますが、正直何とも言えません。
本日の昇温も尋常ではなく、アルプス平も終日二桁気温。
少しでも寒の戻りがあればGWまで、、、
今は言及するのは避けておきましょう。
土日とも晴れるなんて今週ご来場いただいた皆様はこれまたラッキー。
おかげさまでこの土日は大盛況でしたね。
大盛況だったのは滑り手だけではなく、登山者も大盛況でした。
ただ、この春は登山者にまつわる残念な事案も多く発生しています。
・五竜岳や小遠見山などを含む遠見尾根へは、必ず行き帰りともゴンドラテレキャビンのご利用を厳守してください。
ツボ足でもシールでも、麓からゲレンデを歩いて上がる事、歩いて下る事は出来ません。
・天気が良く、陽も長くなってきたので、下山が遅れる方が毎週末出ています。
営業時間外のゲレンデでは圧雪車も作業しています。
そこに人がいる想定で重機を動かしておりません。
特に気温が上がり、雪も悪くなる今の時期は、体力を奪われたり、思う様にペースが上がらない事もあるでしょう。
五竜スキー場のゲートから外はまだ完全なる雪山です。
行程に余裕を持ち、それなりの装備と心構え、なにより安全第一で行動してください。
トラブルなどでやむを得ず下山が遅れ、ゴンドラ下り線に間に合わない様であれば、早めにお電話ください。
さて本日の抹茶抹茶どんどんは各ポイントの標高を調べながら巡回していました。
万里の長城たるネットが張ってある林道辺りはアルティメーターを見てみたら1192mくらい。
抹茶「良い国作ろう鎌倉幕府じゃん!」
研修生の練馬theバイカー「古い、、もうそれ教科書に載ってないですよ。今は良い箱(1185年)です。」
そんなことは耳に入りません。
そうなると抹茶抹茶どんどんは無双モードで各地の標高を調べまくって、西暦との妄想マッチングに突っ走るのです。
ダブルマーライオンの見えるこの位置は1156年くらい。
保元の乱くらいでしょうか。
同じ位置から目を落とした三大瀑布も逆に水が減ってきており、渇水期に入りそうです。
振り返った斜塔は1171年くらい。
この頃、エジプトではファーティマ朝が断絶したようです。
ヨセミテ岩付近は1040年くらいかな。
あのマクベスがやっちまった時代くらいです。
アンナプルナ風の雨飾山が見えるダージリン風の丘は、894に戻そう遣唐使、ってことにします。
アルプス平に目を移せば、石灰棚も鋭意形成中。
1615年に武家諸法度が制定されました。
ちなみに本日のAL3スタッフは空調服を身に纏い、雪入れと降り場の維持管理。
それくらい暑い一日、スタッフも熱中症になりそうです。
時代も装備も進んでいますね。
今日はラッキー、地蔵番を華麗に回避し、その尖塔を見上げるだけ。
ケルンの見えるあたりは1676m(年)、加賀藩が兼六園を作ったとか。
いやー、勉強になりますねぇ。
さて歴史の勉強は一旦置いておいて、皆さまにお知らせです。
下山コースはこんなやせ細ってしまいました。
なんとか竜の道も、ゴールデンゲートブリッジや渡良瀬橋を始めとする明日架け橋達も頑張ってくれましたが、この25℃に達しようかという下界の昇温に耐えられず、本日をもちましてクローズとさせていただきます。
遂にその日が来てしまいましたが、ここまで維持できた圧雪を始めとする各部署の頑張りに、感謝と拍手を送りたいと思います。
明日以降は全てのゲストはゴンドラ下山となります。
日中は我々パトロールが下山コースを滑走しているかもしれませんが、それらは全て撤収作業のためのコースインです。
整備もされておりませんし、巡回もしません。また下部では重機も動き出します。
ゲストの皆様は絶対に下山コースへの進入はおやめください。
さてそんなこんなで4月二回目の日曜日も最終です。
ロープを片付けるトン君の遥か向こうに、西日の陰影が付いた白馬三山が見えました。
右から白馬岳2932m、杓子岳2812m、白馬鑓ヶ岳2903m
そして今朝の五竜岳2814m
我々人類が2800年代に到達するには、あと800年くらい先の事です。
その頃の地球を取り巻く神羅万象はどうなっているのでしょうか?
雪は降り続いているかな?
今から800年前の日本は鎌倉時代。
まさに良い国作ろう鎌倉幕府の時代です。
その頃はスキーなんてなかったよね。
これから何世代も後の人類は、果たしてスキーしているかな?
そんな事を考えながら春の夜が更けていきます。
明日も皆様を安全第一でお迎えします。