ならず者の耳に念仏、転んだ先の@黒メット2025.01.26
オリンピックの馬術で初老の基準に衝撃を受けた黒メットです、こんばんは。
本日の白馬五竜
天候:晴れ/曇り/小雪
降雪:夜間:2㎝ 日中0㎝
気温:8時-5℃ 15時-3℃
風:ほぼ無風
リフト待ち:少々(あって数分、ほぼ無し)
新人たちのフレッシュな風の後に、
初老のワタクシがお送りします、お付き合いくださいませ。
降雪予報があったので雪崩れ切り作業の為に早出をしてみたものの、
夜間の降雪量は1~2㎝。
雪崩れ切り(テストスキー)はキャンセルと相成りました。
まぁ、そんな事もあるよね。
天気も雪崩も完全な予報をするにはまだ人智の及ばない領域がいっぱいですな。
早出した分、日の出を高い所から見られたのは、良かったなぁ。役得ざます。
今日はスッキリ晴れた、かと思えばモクモク霧が出てきたりしましたが、
だいたい良き天気でしたね。
雪面は硬めですが、薄っすら降った雪のおかげで滑走感はまぁまぁ良い感じ。
そんな様子はコチラ↓
実はコソコソとInsta360で撮影した素材をアップしてたり、してなかったり。
だいぶ慣れてきたかな。2月中にはなんとか形にしたいな。
さてさて、追加降雪が無い日々が続き、雪面は硬く締まってまいりました。
いよいよ、ヘルメットの重要性が上がってまいりました。
しかし、実は硬いのは雪面だけでなく、
自然物ではコース脇の木々や岩、人工物はリフト支柱などなど、
人体よりも硬いモノがいっぱいあるのです。
それらに高速で当たってしまったら…ブルブル…こわっ。
ちなみにワタシは滑走時は常時装着派です。
何故なら…昔々、痛い目にあっているから、でございます。
「痛みが伴わない教訓には意義がない。~」
というワタシの好きな作品の言葉の通り、痛みから学んだのです。
まぁ、ぶっちゃけ装着の有無は自己責任で皆さんの自由意思の範囲内です。
ただ、頭や脊髄は損傷してしまうと取り返しがつかないのでね、
皆さんには痛い目に合う前に先人の教訓を生かしていただければ、と願っております。
さてさて、毎年恒例と言うかなんと言うか、
ルールを守ってくれない方(ならず者)が今シーズンもいらっしゃいます。
ロープを潜って閉鎖区域へ~、の跡。
ロープの向こう側は獣さんの足跡だけにして欲しいのがパトロールの願い。
その為に、毎日せっせとコースの境界を手入れしているのです。
なんでこんな事しているかと言うと、
ひとつに、雪崩の危険が排除を仕切れないから。
(雪崩れると他の滑走者を巻き込む危険が高い地区でもあるから)
ひとつに、遭難&事故のリスクが高く、救助が大変困難な場所であるから。
ひとつに、滑走痕が他の滑走者を誘引してしまうから。
という、哀しい事故を無くしたいという思いで設置しているのです。
ちなみに、詳しくご存知の方は実際は少ないかもしれませんが、
スノースポーツをするうえで、滑走者全員に対するルールが存在するのです。
国際的にはFIS(国際スキー・スノーボード連盟)の定めたルールがあります。
そして、日本にはFISの定めたルールを基に「全国スキー安全対策協議会」の作成した「スノースポーツ安全基準」があります。
詳しくはコチラ→全国スキー安全対策協議会|一般財団法人日本鋼索交通協会(公式ホームページ)
そして、そして、各スキー場にはそれを基にした利用約款があります。
五竜の場合はコレ↓
で、さらに白馬バレーの各スキー場で共通のSafety Tipsというモノもあります。
約款とSafety Tipsについてはコチラ↓にも記載しています。
と、やたら文字が多くて読むのも大変ですが、
コレも先人の皆さんが教訓を踏まえて
「哀しい事故を少しでも減らしたい」
という願いをもとに作成されたはずです。
今、スノースポーツをされる皆さんは楽しい思いだけをしたいはずですよね。
そのためには、ルールを順守してください。
みんなが守れば、事故は減るはずです!
そして、ルールを破るならず者たちへ。
その行為は、クソダサい、ぞ!
自分だけ気持ち良くなりたくて、ルールを無視して滑る、
うん、かっこう悪いね。
格好いいのは、
ルールを守って、
みんなが安全な所で、
キレイなターンをキめる人。
そんな風潮もならず者が減る一因になるのかなぁ、
なんて思う今日この頃です。
さてさてさて、
そんなこんなで、本日もなんとか日中の営業終了にこぎ着けました。
最後には後立山連峰の稜線も薄っすら見えて、良きかな、良きかな。
ならず者たちに酷い言葉をかけられながらも、コツコツ啓蒙活動を続ける五竜パトロール隊。
ゴレンジャーどころかプリキュアばりにいっぱいいますが、
我らパトロールを今後ともどうぞよろしくお願いします。
では、ごきげんよう。