春を感じる息吹@黒メット2025.02.27
宝くじが当たったら欲しいモノをアレコレ妄想している黒メットです、こんばんは。
本日の白馬五竜
天候:晴れ
降雪:夜間0cm 日中0cm
気温:8時−4℃ 15時-1℃
風:微風 (夜間は爆風だった模様)
リフト待ち:無し
あ〜たぁらしぃいっ あぁっさがきたっ🎵(新しい朝が来た)
っと、今朝もゴンドラ山頂駅から意気揚々とパトロール業務開始です。
遂にやってきました、春の陽気。
今日は朝から陽射しがジリジリと雪山と僕らを照らします。
朝のウチは圧雪面は乾いた粉雪の状態を維持してましたが、
あっという間にサンサンなサンシャインでシットリとしてしまいました。
まぁ、もう2月も終わりの頃ですからね、仕方がない。
と、周りを見渡すと・・・
おっ、ホワイトチョコのバームクーヘン!?
いや、昨晩の爆風で幾星霜の重なりで出来た雪の層でした。
どなたか暇つぶしに何層仕立てか数えていただけますか?
ワタシは忙しいので、次の現場へ〜。
おっ、ヘラで伸ばした生クリームか!?ショートケーキ??
いや、これまた爆風で出来た風紋でしたわ。
けっこう硬いので、低速移動が必須です。
さっ、次はぁ〜、
おっ、我が青春の味、コンビニパンか!?
(パイ生地でクルクル巻いてあって、シュガーで表面コーティングのヤツ)
いや、こりゃ雪カタツムリだ。
奴らが大量発生する時期になりましたね〜。春ですね〜。
そんなこんなで、今日は一日快晴&気温上昇だったので、
装備の仕様を変更です。
レンズを暗くして雪目防止、耳当ても外して熱中症予防です。
まっ、今日は大丈夫でしたが、
雪山では突然寒の戻りがあったりしますので、油断は大敵ですぞ。
さてさて、
昨今、当ブログで流行語になってしまっている「ならず者」。
いわゆる滑っちゃいけない所を滑ったルール違反者の方々のことですが、
そのならず者たちが口を揃えて言うことシリィ~ズ。
①「ごめんごめん、知らなかった」「初めてなんだ、次からはしない」
【返答】
知らなくて、初めてなら何してもイイのですか?
スキー場のマップでコースを確認して、
看板や規制を守るのはスキー場を利用する滑走者の義務ですよ。
②「ロープも看板なんか無かった、ツリーエリアだろ」
【返答】
滑走禁止エリアに入る為には、ほぼロープを潜らなければいけないし、
その他の場所にもしっかり看板を見える様にしてありますよ。
この二つはもう聞き飽きたし、答え飽きました。
スキー場をご利用されるなら、ルールを守っていただきたいのです。
どぉーしてもコース内の雪では物足りない方は、
登山口から山岳区に入って自己の責任の上で活動していただけたら、と。
まぁ、山の中は山の中で暗黙の了解や様々なマナーがあったりしますがね。
ただその長年コツコツと受け継がれてきた文化的なマナーまでも、
破られはじめてしまっているという悲しい事実もあります。
山岳区のみんなが滑るの止めていた所で雪崩を起こし、
深さ5mも埋まってしまった人がいた事故も、
滑走禁止エリアで雪崩を起こして木にしがみ付いて難を逃れ、
救助された人がいた事も、
雪崩でゴンドラの支柱が曲がってしまってスキー場が営業できなくなったことも、
色んな歴史、みんな知ってるのかな?
文化の違い、言葉の違い、大事にするモノの違い、
問題が色々あるのは理解できるのですが、
願わくば、その土地の先人たちの想いを尊重してもらいたいものです。
そのうえでお互いが歩み寄って、いい関係を築けたら、素晴らしい事だと思ってます。
(ちなみに、考えすぎて、
ネイティブアメリカンの方々にまで想いを馳せてしまいましたよ、まったく)
この美しい景色をこれ以上余計な物で邪魔したくはないです。
(全面ネット、バリケードなんかがあるスキー場、ぼくは嫌です)
はてさて、だいぶ愚痴っぽくなってしまいました。申し訳ありません。
まぁ、このブログを読んでくださっている皆さんには釈迦に説法ですが、
こつこつ広報&啓蒙活動にちょいとだけ協力してくれたら幸いです。
はぁ~さてさて、夕方のお山の陰影も粋ですが、
この時間はポカポカ陽気の後のお約束のカチカチアイスバーンが登場します。
最終点検のパトロールに会っちゃう前に下山されることを強くオススメいたしますぞ。
では、明日もご安全に。
おまけ↓