最初のラストパウダー@めとろぽり子2025.03.18
雪とけて、村いっぱいの子どもで溢れかえる日はまだ遠そう。
皆さまこんばんは。幼少期、小林一茶の俳句を100首覚えていためとろぽり子です。
今朝はアルプス平で15cmの積雪、昨日に引き続きテストスキーからのスタート。
ゴンドラ運行開始までお待ちいただいた皆さま、誠にありがとうございました。
お空ピカーン!
雪面キラーッ!!
滑走路ぱふーー!!!
最高の三拍子、ヴェルディの乾杯の歌から始めましょう。
お酒を飲むわけにはいきませんので、昨夜tonbei製菓部部長と作ったこれまた最高ドーナツ片手にキャビンへ乗車。
久しぶりにしっかりと朝日を浴びたわたくし、軋んでいた体が嘘のように軽くなった気がしました。
ひゃっほほい♪
それでは早速テストスキーの様子からご覧いただきましょう(早く営業風景を見たい方はスクロールくださいませ)
白銀の山々を背負った隊員たち、確かにこれはパト連隊の名を使いたくなりました。
さるぼぼ隊員がいい横顔です。
硬い層の上に積もった雪が急斜面で落ちしましたが、昨日よりは雪がしまっており、全面的に雪崩るような面は見られませんでした。
昇温などで危険度がジェットコースターばりに変わりますので、いかなる場合も滑走禁止区域への立ち入りは固くご遠慮くださいませ。
わたくしも小場所カッターから徐々に成長をしております。
成長は急ぐものではないと言われつつも、熟練隊員の背中を見ていると自ずと「早く早く」と前のめりになりがち…
地形や気温、雪の状態、、エトセトラ、、判断材料はふんだんにあります。本日はしもやけ隊員、そして今季テストスキー皆勤賞の抹茶副隊長に丁寧にご指導いただき、「ああそこをこう切ればドカンと落ちるのだな、了解」と敬礼を交わしました。
今シーズンは積雪量が多うございました。
テストスキーも12月1月で2日に1回は行っていたようで、黒ヘル隊長曰く「40日弱は入っている、花火も100発はドカンしてる」とのこと。
どげんしたと、この冬。
成長の機会で溢れる毎日に新人赤ピクミンの花も咲き綻んでおります。
日中はこのぱふぱふ雪を楽しみ尽くさんとばかりに新雪ダイブする方々。
ゲレンデも程よい空き加減で気持ち良く滑れたのではないでしょうか?
わたくしも今朝ぱうぱうでの昂りを抑えながら、「ツリーホールや見えづらくなったクラックに落ちた方はいらっしゃらないだろうか、、」と冷静に巡回してまいります。
冷静に。
ひゃっほほーーーい!!!!!!!!(今日一の声量)
地蔵の周りにもトラバース線ができますのも、新雪日ならではの光景でございます。
ここはどこでしょう。パウダージャンキーであれば必ず味見を、、
深雪の恐ろしいところは、クラックがこのように埋まっている「ように見える」ところでございます。
大きなお口を開けて獲物を待ち構える食虫植物が潜んでおります。雪が融けてもお身体が溶けないよう、ご注意を。
大斜面側にもクラックが続々登場です。
遠目にみると「飛べそう!」と思っても近くに行くと絶望の淵、深淵がこちらを見ているのです。(本来ここはコースの外でございますが、、)
何事もなくて安堵です。
一旦CMです。
私が今シーズンずっとお世話になっているanonさまご提供のヘルメットとゴーグル。
デブリに引っ掛かって前転した時にも守っていただいたヘルメットとゴーグル、テストスキーに安心して入れるのもこのアイテムがあるからでございます。(本気と書いてマジと読みます)
anonさま、ありがとうございます。
本編に戻りましょう。
本日のゲレンデはこちら
パノラマ
グランプリ。ああ、今日も良い雲ですね、、
白馬村内を一望できる(そして田んぼの広さが良く分かる)ダイナミック。
昼過ぎからは硬めのバーンに変貌しました。
とおみ上部。びゅーん!と滑走も楽しいですが、周囲をよく見て滑るともっと楽しいのです。
天気もよく、程よいすき具合だった今日は気持ち良く滑ることができそうなゲレンデでした。
調子に乗ったわたくし、ひゃっほほいついでに地蔵参りに行ってきました!(巡回です)
地蔵の頭までは踏み固められた道もできておりまして、5分もあれば登れてしまう。
そしてぱうぱう雪を滑れるなんて素敵な有酸素運動でしょう。
休日の隊員も「今日は行くべきでしょう、間違いなく」と意気揚々と登ってきたという見返り方面。
視界が良いので登山している姿を見ることができるスポットです。太陽を浴びて尾根を歩く姿ってとてもカッコいい。。
しかし、あれほど良かった雪もあれよあれよという間に最終ではクラスト状態に。
ワンチャンをかけまして飛び込んだノートラック地帯ではぱうぱうがザグザグに。足も取られまくり。
太腿と壊れかけの膝と腰が大絶叫の大コーラス。
ヴェルディの「怒りの日」かと思いました。
ジグを切りながらなんとか降りてこれて良かった。。
最終までに仕上げようかと思ったブログですが、パトラッシュ(パトロールの出動が重なる時間をさす言葉)が発生し、
執筆時間が成長時間に変わりました。(あれ?なんか今日も良い日かも!!!)
今日がラストパウダーになるか、はたまたまだ新雪を楽しめる日がくるのか、神のみぞ知る自然でございます。
DE隊員「絶対パウの日来るから」
終わりの始まり、まだまだ楽しんでまいりましょう!!
パソコン横にあるファイルに記載された「patrol memory」が「patorol memory」になっていて、自分のブログの誤字も心配になるわたくしでした。
それではごきげんよう。
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本日の「教えて!隊長!」のコーナー
バックカントリーを楽しむ方々にはおなじみの光景かも?
一癖も二癖も(そんなに無いか、、)あるこの作業。
シール張りをやってみよう!の授業を黒ヘル隊長のもと、新人たちで受講しました。
このシールを板に貼ればあら不思議。スキーで山が登れてしまうアイテム。
バックカントリーへの羨望はありつつも未経験のわたくしです。
アザラシの革だと雪の上歩ける!と気付いた先人の知恵と探求心に感嘆しつつ、粘着力の高いシールに苦戦しつつ、
登れるようになるのは来シーズンになるのかなぁなど思いました。